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day * day

日々是々

金神 99話 感想 ゴールデンカムイ

 今回は痛快冒険活劇(宮崎駿風味)

 

faomao.hateblo.jp

 

 

 

鯉登少尉、大活躍だ。 こいつもキャラたってるな……

泳ぐのかっ。ルパンかよっ。

薩摩弁どころかなに書いてんのかわかんねーよ!*1

なにげに尾形が敬語使ってるの珍しい。一応上官だしね。でも内容は慇懃無礼に挑発してるでしょ……


鯉登、薩摩自顕流の使い手とは、やるな……!
新撰組の宿敵みたいなものじゃないですか。うわー土方や永倉との斬り合いとか、見てみたい。

 

そして彼もまた、鶴見に恋する男子であったか……「鶴見中尉のお気に入り」てそういう意味なのね。うん、まあ、薩摩隼人といったら硬派*2の本場だし?

ブロマイド見つめて溜息とか、忠義心てよりかはもうちょっと艶めかしい感情に思える。これはLOVEなのか? たぶん。LOVEにもいろいろあるんだよ。日本語にうまく訳せないけど。     
こういうの、20年前の漫画だったら完全にギャグにされてたよなあ。それを、パロディにするでなく、茶化すでもなく、女性向けメルヘンでもなく、直球に、男性同士の関係として描いちゃうのが、この作者氏のスゴくて、そして私が大好きな点のひとつだ。

鶴見はやっぱり人誑しだよねー。わかるよ、私が男で兵士なら、きっと鶴見にベタ惚れだよ。
鶴見はメフィストフェレスだもんな。さながら、心の奥の暗がりで膝を抱えて泣いてる子供に囁きかける。君が世界に絶望しようとも私は君を愛そう、と。
きっと鯉登もなにか挫折して、鶴見に心臓を掴まれたんだぜ……(なまじっか、鯉登が二の線で、中性っぽい色気があるのがニクイやね)

 

杉元、両肩撃たれてるわりに元気に動いてるのは、歩兵銃よりかは威力弱い拳銃の銃創のせいか? 

時として彼は痛みを感じてないんじゃないかって気がするけど、興奮してるときはそういうものだよな。

でも化膿する前に早く手当てして! この時代、抗生物質はまだないんだから!  

 

走ってる馬上から、上空の動いてる的に矢を当てるアシリパさんも凄いけど、3人かかりでようやく撃退した鯉登少尉、やっぱ強え。

 

杉元と白石も和解して、そしてハッピーエンド (とりあえずは)

「最初の3人」てあるけど、尾形もいるから、4人ともみんな1巻で出てきたメンバーだ。

 

今回はどーみても宮崎駿リスペクト。

兵士たちがワラワラとか、鯉登少尉が宙泳いでたり、巨大な飛行船がバーンと画面占めたり、主人公たちが敵の飛行船奪って脱出したり、空中の狭い足場での戦い、地上を疾走して飛行船追っ掛けて乗り込む……て、まんま宮崎アニメにありそうな大活劇。話は殺伐としてるのに屈託のない爽やかな落とし方なのはきっとそのせい。  

(そーいやこの時代、20世紀初頭が舞台で空飛ぶ場面なんて珍しいよな、て思ったら、やっぱり宮崎アニメの「名探偵ホームズ」があったわ)

 

ところで、着陸できるの……?

   

さあ、次回は、いよいよ第100話ですわよ!

*1:『スピナマラダ!』の牛山草太みたいだ。

*2:この語には注釈が要るかもな。元々、戦国時代の武張った風習で、男性が女性と恋愛することを軟派といい、男性同士の恋愛を硬派と言ったのだ。男性同士のほうが「男らしい」とされたのだね。泰平の江戸の世になって、硬派は戦国の蛮習と看做されて次第に疎まれるようになった。でも、武を尊ぶ地方の武家社会では、まだ、硬派の風習が根強く残ってたりした。