金神112話「ウコチャヌプコロ」感想 #ゴールデンカムイ
「鼻を削ぐ」の言葉についつい反応してしまうワタシ……
尾形ってば……
このっ
ツンデレっ
なんだかんだ言って尾形、いざってときには頼れるー。
たいていはクソ尾形だけど。*1
アイヌ達を油断させるために素っ気ないフリしてたのか、それともたまたま穏健に救助する機会を得たにすぎないのか。
アシリパさんはよくわかってるなー。
杉元、偽アイヌのコタンで尾形に助けられたこと、気付いてないんだっけ。
アシリパさんの漢前っぷりに比べて、杉元の猜疑心がもどかしい……
そりゃっ尾形はああいう性格だけど。冷血だけど邪悪ではないし、エゴイストだけどナルシシストではないし、暴力に躊躇しないけど悪戯に暴力は振るわないし……
杉元の暴力とはタイプが違うんだよな……杉元は感情的になりやすい。
杉元は尾形のこと、人間としては全く信用してないのに、戦士としてはお互いに気脈通じてる、相互に信頼してるのが面白いやね。やっぱ過酷な戦場体験を共有してるせいだろか。例えば、旅の間、ずっと尾形がシンガリ務めてたりとかさ。杉元の感情は不信ってよりももっと低レベルな嫉妬とか毛嫌いとか、生理的なのかも知れん。
尾形「お前の鼻を削ぐのは」……こういう台詞大好きだ。
あの中尉殿にしてこの上等兵殿あり。陰謀仲間の似た者同士だ。
いったい尾形はなんの理由で谷垣の鼻を削ぎたかったんだ。
杉元達が間に合わなくて、谷垣が処罰されることになったら、尾形が自分で手を下す、上官として部下の不始末にオトシマエつけてやるってことなんですかね。
その前にチャンスがあったから、二人で逃亡することにした、と。
尾形と谷垣ってよくわからん関係だ。ガチで殺し合ったり助けたり。
付合いが長いのに、いや、長いから、なのか。
尾形が軍服はだけてシャツの胸見せてるの初めてだよ。
ジャケットの下はこうなってたのか。喉仏まで見えてるのも初めてかも?
ケープ脱いだのも久々だ。換毛の季節だねえ……*2
谷垣と、シャツのシワの寄りかたが違うなあ。
てか谷垣、腕とかパンパンじゃないですか。軍服着られるのかしら………
尾形の軍服の背中に月皺*3が寄ってるのがちょっと気になった。まあジャケ、オーダーメイドじゃない*4からサイズが合ってないんだろうけど。月皺、怒り肩や反り背だと寄りやすいと聞く。そういや僧帽筋も少な目だ(谷垣やキロなんかと明らかに頸から肩のシルエット違う)。意外と華奢であるらしい。銃の反動抑えて精密に制御出来るくらいには筋肉あるはずだけど。*5
二人で走ってる絵が事後に見えるという意見がチラホラ*6。
うん、まあ、そう見ようと思えば見えるな……
汗だくで胸はだけてるし。
本作のコワいとこは、そういう見方が、単にヲトメチックな妄想に過ぎないのか、あるいはワザとそういう妄想を捗らせるように描写してるのか、どちらとも確証がないことだ……
もう少し真面目に。
ああ! 「鼻を削ぐ云々」って尾形なりの親愛の情の表現なのか! そうと気付いていろいろ腑に落ちた。親しい人には嗜虐的になる、「好きな子を虐めてしまう」タイプだ、コイツは。
谷垣もまた「助けてくれてありがとう」って言わないし。従前の経緯があるから素直に礼を言えないんだろうな……借りを作りたくない。
前回のやりとり、「頼めよ」「手を出すな」って会話もこの二人の関係性から出てきたんだ。
ヒグマの糞みつけてはしゃいでる、杉元とアシリパさん……小学生かっ
こういうときの杉元はホントに子供っぽい(笑) アシリパさんのほうが大人なくらいだ。
大人の会話してる谷尾組との、この差。
あああ杉元!
三〇年式壊した!*7
谷垣と杉元、後で、上等兵殿に、二人並ばされて端から順にぶん殴られそう。
「指導!」とかいって。
銃の弾倉の内部が見えてら。板バネで弾丸送る形になってるのだね。
銃、こんなんで壊れるんだなー。
こうなった銃って簡単に修理できるん?
アシリパさんの葛藤……蛇に怯えすぎて変な顔になってる……
ジムグリは無毒だし特に恐れる必要もない種類らしいが、蛇に対する恐怖って本能的な恐怖症だっつーから、ダメな人はダメらしい。
にしてもこの蛇の絵がやけにリアルだわ……
ヒグマが蛇を嫌うっていうのも面白い。マジにー?
ウコチャヌプコロ……
……そこ、感動するとこなん……?
「なんてこった」の台詞は尾形だよな。尾形はああいう性格だけど常識人ではある。
なんで杉元、興奮してるんだ。
ホモエロケダモノって二次創作では定番だが、まさか公式でそのネタをクソ真面目にやるとは思わなかったヨ。
なんか。畑正憲の本が読みたくなってきた。
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今週の上等兵殿(襟足の下に月皺が見える)。