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日々是々

金神131話「破壊欲」 ゴールデンカムイ

♪まーもるも攻むるも黒鉄のー*1

いやそんな脳天気なハナシじゃないんだが。

なんだ今回の扉。
別の漫画だと思ってスルーしかけたじゃないのさ。
墓石なのか? なぜに十字架。
不吉だ。

舎房に釘付けにされる杉元と白石。
門倉は足止め役。
杉元達をオトリにして、アシリパさんと真のっぺら坊の奪回の機会を稼ぐ気?
なぜに、最初から杉元達も一緒に、真のっぺら坊に会いに行かないのか?
土方達は、鶴見の侵攻を知らなかったはずだから、彼らへのオトリではないんだよね。
鶴見隊が来なければ、密かにアシリパさんと真のっぺら坊を会わせれば済むだけの話なのだし。
鶴見が、軍艦まで持ち出して本格的な軍事作戦展開することまで、予想してたのか? 土方は。

インカラマッの真意は那辺なのか。
谷垣が純朴すぎる。
インカラマッが谷垣と駈け落ちする気があるとは思えんのよ。
鶴見が、アシリパさんとウイルク確保したら、そっちに合流するつもり?

サブタイの「破壊欲」って、鶴見の本質なのかなあ。
しかし鶴見はマキャベリストなだけで、あくまで、新国家建設の目的に向かってるはずなのだ。
でもなあ、史実からしても、鶴見の計画は壮大すぎて実現不可能にも思える。
たかが100人程度で。
海軍の鯉登少将巻き込んだとしても。(雷型駆逐艦、乗員55名で4隻だから200人くらい動員してきたことになる?)
どう鯉登少将を巻き込んだか知れないけど、ホントに、鯉登少将は鶴見の計画に賛同してるのか。
有坂もだけど。

鶴見達は、杉元と土方の合同チームの侵入の日時を正確に把握していて、それに合わせて、侵攻してきたのだね。
新月の日に決行するのは予想できたし。
門倉は、66房の囚人がのっぺら坊(偽)だと知ってたはずで、土方・都丹も同様。

インカラマッは、どうして、この時点で杉元達が失敗したと、知ってるのか?*2
どうやって鶴見と密に連絡取っていた? 監獄を張っている鶴見の部下と会ってたりしてるのか。

雷型駆逐艦
8cm砲×2、6cm砲×4だそうですよ。
排水305t、吃水1.6mの船の艦砲射撃なんて、数十年後に太平洋で飛び交う鉄の雨に比べたらささやかなものだけど。*3 これでも日露戦争で活躍してるんだよなあ。
いくら頑強とはいえ、煉瓦塀なんかひとたまりもないわ。

砲撃にイッちゃうトリガーハッピーな鶴見www
脳に響くのが快感なんですかね……
彼がポンプ式のショットガン構えてるのがちょっと意外。
彼は登場の度に得物が違う。
……でも最強の武器は弁舌だよな。

ちゃんと報告まで考えてる策士鶴見。
115話の飛蝗が伏線だったとは。ラッコ鍋だけじゃなかった。
飛蝗のニュースを聞いて、作戦立てたのか。
そういや作中の出来事が何月なのかハッキリ書かれたのは珍しい。
ラッコ鍋は8月の出来事なのか。

彼の意図をようやく理解して青ざめる月島はやっぱり鶴見隊の良心だ。
鶴見は、月島の疑問自体が理解出来ないかも知れない。
鶴見の目が死んでる……死神のスイッチが入ってしまった模様。

なんかなあ、鶴見って、心底の悪人とは思えん。
部下からの人望も篤いし。
彼の変容の切っ掛けは、203高地だろうし、そして決定的なのは奉天会戦なんだろう。
戦場の地獄の光景と、その先の203高地から旅順を見下ろしたときの高揚感、征服感。
それが奉天会戦での負傷からの療養中に、壊れた脳髄の中で記憶と思惑が渦巻いて、なにか神の領域を生じたのか。
彼は半神半人のデミゴッドだ。
面従腹背な月島、純粋な崇拝者の鯉登、情熱に浮かされスティグマを甘受する宇佐美、復讐のために付き従ってる二階堂。
そして、祝福を拒む背教者の尾形。
信仰よりもっと大事なものがあると気付いちゃった、谷垣。
杉元が、鶴見の誘いにちょっと心動かされながらも乗らなかったのは、先に、アシリパさんって希望に出会っているからだろうな。

刑務官達の徽章は五角形の旭日章、陸軍は五芒星。
太陽と星の激突。

って、次号の予告に載ってないので、休載っぽい。

今週は尾形いなかったしな……
てか、彼はどこにいるんだ。
舎房側の山の中なのか、川の方なのか。

網走篇の落とし処が見えない……アニメ化発表されたばかりだから、終わりが近いとも思えないが。
順当なら今週から14巻分だしね。

*1:軍艦行進曲、日露戦争の前、1900年に作られたそうだし。……しかし私が真っ先に思い浮かべるヴァージョンは、「パロディウスだ!」OSTのアレンジ版『ザ・軍艦』だったりする。

*2:前回も、鶴見、どうして杉元一行を外で待ち伏せるって戦法取らなかったのか? ウイルクとアシリパさんをセットで連れ出すために?

*3:現在の自衛隊の艦船だと、ミサイル艦のクラスなのね。