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日々是々

金神141「樺太アイヌ」 ゴールデンカムイ

金神15巻の感想 ゴールデンカムイ - day * day

クズリ、コエエ。

モフモフなのに。
鯉登「目もつぶらで可愛いではないか」……って円らな目をして獰猛なヤツ、既に知ってるはずじゃないですかー*1

鯉登はすっかり足手纏い。
なのにエラソーwww 鯉登君、あのチェストはどっかに預けたのか鯉登パパが船でお持ち帰りしたのか。
というかこのメンバーだと、谷垣が、鯉登の従卒にされて荷物持ちさせられそうな。
(杉元も、除隊はしたけど、予備役だよね?)

月島を動物に例えるとそういえば、クズリかも知れない。
小柄だけどタフで強いし、実は知的。
月島がロシア語もできる、ってのは、『X-men』のウルヴァリンが語学が堪能、っていうのを牽いてるんだろか?*2

杉元は射撃が苦手
とうとう公式にまで明言されちゃった。

橇から放り出される谷垣。
鯉登も鯉登だけど、杉元も無慈悲すぎるw

鯉登が傲慢なのは、当然といや当然だ。陸士出のエリート将校だもの。将校や軍組織のために兵卒(や民間人)が犠牲になるのはアタリマエって認識だろなー。父親も将軍だし、幼年学校からずっとそういう世界で生きてきてそれ以外知らなさげだ。

んー、この樺太行、音之進君の成長譚になるのか。
実戦経験もない、一般常識もない、軍組織しか知らないアホな将校が、痛い目に遭ってちったあ成長する、ってな。
少なくとも鯉登パパはそのつもりだ。
成長するのかな。するといいなあ。昭和陸軍の上層部になる前に。*3

杉元って妙に谷垣に冷たいし辛く当たるんだ。姉畑狩りのときもだが。
最初の出会いが敵対してたから、未だに悪い印象引きずってるのか?
単に谷垣がイジメられっ子体質なのか……?
……谷垣、デカくて頑丈だし、純朴ゆえに打たれ強そうで、なんかもー恰好のイジメられっ子ってカンジ。

ところで杉元、谷垣の胸揉んでる……?

リーダー犬の飾りについては、アイヌミュージアムTweetが。

リュウが目を輝かせてますよ……?

トイチセ冬の家。
1.5mくらいの深い竪穴式住居。
これはアイヌ文化に先行した擦文文化の様式だそうで、樺太アイヌは当時の様式を近代まで受け継いでいる……ということらしい。*4
防風防寒対策だよね。

杉元、さすがに、谷垣のブロマイドは既に封印したようだ。
ここでまた谷垣の写真が出て来たらクドすぎる! 杉元が、てよりか、センセーが。

エノノカちゃん。
可愛らしい名前なのに由来がヒドイ。
チカパシもだし、オソマちゃんにしても、ロクな名前の子供が出て来ないけど、アシリパさんは例外的にキレイな名前。そのへん、ウイルク、近代的西洋的な感覚なんだろうか。

キロランケの写真。
尾形の写真はやっぱりないのかなああ。
白石は撮影会のときは啄木と遊郭にシケ込んでたんだっけ。

これだけコケモモ推されてると、食べてみたくなってくるよ…… (栽培はされてない模様。ブルーベリーの近縁種ではあるんだが)

今のペースだと今回から15巻ってことに。
15巻、鯉登がケダモノにバックで襲われるシーンで始まるのか……
なんてケモナー歓喜な。

*1:山猫。

*2:映画でウルヴァリン演じてるヒュージャックマンはデカすぎてクズリのイメージじゃないんだよおお。原作のアメコミだと、小柄って設定のはずだよな、ウルヴァリン。→ウルヴァリン - Wikipedia

*3:まったくの私見だけど、福山雅治の『美しき花』って歌が私の浮かべる鯉登君のイメージにぴったりだ。「頑張りながら躓きながらたくましき花になれ♪」 別に福山雅治のファンってわけでもないのだけど。

*4:→『アイヌ学入門』アイヌ学入門 (講談社現代新書)、『北海道の歴史』北海道の歴史 (県史)……なんか。