金神170話「亜港監獄の女囚」 ゴールデンカムイ
ヒンナヒンナ。
扉の惹句の元ネタは、「イルカにのった少年」ですね……
→イルカにのった少年
フレンドリーな扉から一転、屠られる展開はオヤクソク(笑)
シロイルカ自体は、あちこちの水族館にもいるし、野生個体も少なくないし、保護動物ってほどでもないんだな。
弾丸、頭のメロン部に当たってる……あの中身は脂肪の塊だというが脳に弾入ってない様に見えないでもない……(イルカの脳は眼の後ろというか下というか)
……ところでなんで尾形、帽子被ってるのに、毛繕いするんだ?
*1
キロランケ、ニブフ達とも交流がある模様。
アシリパさん……その味噌、ほんとに「預かっていた」のぉ?
白石「杉元からブン取った」 ちゃんと白石には見抜かれてる模様。
アシリパさんにとって目下、唯一の杉元の形見なのだ……でも「オソマ」って言うの止めて。
アシリパ「杉元のオソマじゃなきゃ嫌だッ!!」
白石「日本人は味噌だぜ」 ってのも微妙だ。
味噌って日本の食文化に小さいころから親しんでる和人は白石と尾形だけ。アシリパさんは和人じゃないし、キロランケなんかそもそもアイヌですらないっていう。
(まあキロちゃん、軍隊時代にすっかり日本文化に慣れたろうけど)
でも国籍はみんな日本人。日本も多民族国家ではある。
和人の味噌に、アイヌの野草、アメリカ大陸由来のジャガイモ、樺太のシロイルカの肉。鍋って料理は多民族多文化の共存のシンボルになるのかも。
……そういや、「闇鍋ウエスタン」でしたっけ、ゴールデンカムイって。
尾形「ヒンナ ヒンナ」
おおお、コイツ喋った!
ちゃんと二回繰り返してるっ
どんどんアシリパさんに飼い慣らされてく(笑)
しかも今回、彼の台詞、これだけ、ってとこがニクイ。
そして相変わらず、尾形のプライドを解さないで踏にじるアシリパちゃん……
白石とキロランケはちゃんと理解してるw
なんだろう、尾形に感じる妙な純真さ。
冷血だが邪悪ではないというか……罪悪感、罪の意識を持たないゆえの身軽さというか。いちいち罪科に苦悩したり、逃避したりしない。
アシリパさんが懐いてる、ってのもある。
だけど、尾形とアシリパさんの関係って、猫と飼主に見えるんだよな(笑)
半野良のおっさん猫なんてあんなもんですよ……
樺太の流刑囚の話。
ソフィアさん(若)。
このマンガに数少ない美女
……だったのだねえ。
ソフィアの元ネタはソフィア・ペロフスカヤらしい。
→ソフィア・ペロフスカヤ - Wikipedia
1853年生れとあるから、ゴールデンカムイのリアルタイムの時点で53,4才。
66年前後の生れらしいキロランケとは一回りも上なわけで。
貴族の娘の割に質素な身なりなのは、たぶんこのへん。
ソフィア・ペロフスカヤは貴族の娘でありながら、職人の妻という触れ込みで、木綿の頭巾に木綿の衣裳、男物の長靴を履いて参加した。
チャイコフスキー団 - Wikipedia
……虜囚生活の割に、栄養状態悪くなさそうだし、重労働で逆に鍛えちゃったんですかね……
あの灯台守の娘スヴェトラーナも何故か同房に。
彼氏は捕まって処刑されたか男囚になってるんでしょうか。
それとも彼氏に捨てられたのか。
結婚すれば監獄から出られるんだから、家に帰ったり両親に連絡取ったりも出来るはず、なのにそうしない理由がなにかあるっぽい。
杉元一行と、アシリパさん一行の目的の人物が、一緒にいるって奇跡。
キロランケ=ユルバルス、数十年ぶりにソフィアに連絡取ったことになる……のかな。ソフィアもずっと待ってたようだ。
集団脱獄を計画する、キロランケ。
……またあ?
網走でも樺戸でも。
ここで戦士の顔になってる尾形……!
尾形は革命にはちっとも興味ないようで、じゃあ一体なにを目的にしてるのかって、未だに謎。
ここでもまた、燈台が。
微妙に、杉元一行と話がリンクしてる。
今回170話ってことは、17巻はここまでかな。
来週以降から18巻ってことに。
また刑務所の話がメインになるのかな?
*1:そもそも尾形、退院するまでは五分刈りだったんだから、いつから毛繕いの癖がついたんだろ?