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日々是々

金神158「大トリ」 ゴールデンカムイ

金神16巻 感想 - day * day

ここしばらく喜劇が続いてたのが急にサスペンスフル。

杉元の変顔……
芸があるんだかないんだか。
……ちょっとキモい。

ざっくり斬ったっ
マジで痛そう。
杉元、切羽詰まる。*1
そこで続行すること選んじゃうあたり、「不死身の杉元」なんだよな。
ちなみに、腹を6センチほど刺すと大動脈を切って失血死するんだそうですが。*2

そこへいきなりの乱入者。
杉元、どうにも見世物の才能はなくって、下手な芝居してたのに、文字通りの真剣勝負なんて緊急事態に余裕なくなって、そこに殺し屋達が登場して、急に冷静になってる。
やっぱり彼の本領はこっちなんだ。歴戦のツワモノ。

杉元、剣道も出来るんだっけ。
鯉登の刀、さすがよい業物持ってるのかも知れない。なんの抵抗もなく握り拳斬ってる。
これが真剣じゃなくて、最初通りの仕掛け刀だったら、殺し屋を撃退出来なかったわけで、運がいいというか(笑) 結果的には殺し屋達のおかげで、見世物も成功してヨカッタヨカッタ。

舞台裏での尋問。
実は山田座長は諜報員だった。

あー
世界巡業の裏でスパイ活動といや、まんま、「不死身の男」ハリー・フーディーニだ。
フーディーニの伝記ドラマによると各国の王侯貴族や政府高官にも会って、宮殿での「大脱出」の興行の最中、姿を消してる間に秘密情報探ってたりしたと。*3
陸軍将校って、もしかして、鶴見とも知合いだったりしない?

ハードボイルドな山田フミエ先生……何者だこの御仁。
後で目が点になってる谷垣の顔がイイ(笑)

紅子先輩の波乱の人生が気になるんですが。

新聞記事、ちゃんと文字書いてある。
(昔のマンガだとこういうの適当に作ってたしな……)
杉元、痛恨の誤字。
なんでそういう誤字になるんだ(笑)

山田座長の懇願をあっさりと断る鯉登。
鯉登「鶴見中尉殿に叱られてしまう…!!」って、なんでそこで気張ってるんだ。
決め台詞になってるのかっ。

劇中ではこれから冬のはずで、真冬の樺太北部とか想像も付かないくらいの環境だ……
吉村昭の『間宮林蔵』で語られてるけど、北海道よりもさらに)

再び、刑務所。
樺戸、網走、そしてまた。
*4

アシリパさん、文字読めるのかしら。
エノノカちゃんみたいに、算盤は使えるかもだけど。

そして今度はシライシのウンコで終り。
……って、薮の中とかじゃなくて、道の真ん中に野グソしたのかよ。
すげえ度胸。

アシリパさん一行は151話以来だ。
尾形が1カットだけ……

来週は休載だそうですよ。
収穫……なにを収穫なされるのだ……

*1:ちなみに「切羽詰まる」の語源も日本刀。

*2:103話でも、尾形が手にしてる短刀で血が着いてるのは10センチもない。

*3:Houdini (TV Mini-Series 2014) - IMDb

*4:ところで、「帝政ロシア」って。この時期、帝政以外のロシアは存在しないんだから、「帝政ロシア」って言い方はあったのか、どうか