金神アニメ#11感想 ゴールデンカムイ
■ 殺人ホテルだよ全員集合!!
このタイトル、原作まんまだw
いきなり公式サイトでネタバレされてた、家永カノさん。
家永のヌードも、被害者の死体も、ほとんど描かれてない……放送コード的にアウトなんでしょうか。
全体の中でも屈指の猟奇度が高くて、同時にギャグ度も高い、っていうねw
家永カノのモデルは、アメリカの伝説的なシリアルキラー、HHホームズこと、ハーマン・ウェブスター・マジェット。
1893年のシカゴ万博のときに殺人ホテルで宿泊客を次々殺した、その数200名以上……という伝説。→『悪魔と博覧会』

- 作者: エリックラーソン,Erik Larson,野中邦子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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……あくまで「伝説」なんだ……彼の本業は詐欺師だし、死刑になった罪状は“共犯者”とその家族を殺したこと。
果して彼がシリアルキラーだったのかどうかすら、今は疑われてる始末。なんたって19世紀の事件なのだ。
*1
HHホームズのホテルが、「World's Fair Hotel」という名称なのだね。
だから、家永の物件も、「札幌世界ホテル」。
「北海道物産の品評会だか博覧会だかで」という台詞も、HHホームズの、シカゴ博覧会が元ネタ。
杉元一行の立ち寄る銃砲店。
原作だと「三田火薬銃砲店」だけど、アニメだと「皆井~」になってるね。
当時は銃刀法が現代より緩くて、拳銃とか小銃とかふつーに町中で所持できたのだね……
通常の家永、ヤケに気合い入って描かれてない……?
本作には稀有な、美女だし(見た目だけは)
なんでこんなに壁が厚いのだろうと思うと、ビクトリア朝の住宅は断熱のために壁が非常に分厚く作られてて、隠し通路もよくあった、家に出入する業者から貴重品を隠すための隠し部屋も多く作られた、のだそうで、だから家永ホテルもその様式に会わせてるのかな。
牛山先生、セクハラですぅ~
家永の思い描く完成形ってわからん……
今の美女の姿から、牛山の体躯を欲しがるの??
類人猿最強を目差すの?
強引な牛山を軽くいなしてるあたり、家永、年の功だ。
地下の処刑台……木製に見えるな。
原作だと鉄製だと思ったけど。
牛山と杉元の握手、なんかフィールドが発生しちゃってる。
みんなで食事会。
杉元、いつの間にか、「食べてもいいオソマ」ってジャンルが。
特にアイヌにとって、香辛料って慣れてないだろうな……
原作によると、当時はビール大瓶19銭とある。物価1万倍として今だと1900円。ちょっとお高めだ。
牛山の資金源は土方。銀行強盗で造ったカネ。
チンポ講座が可笑しいwww
「伸びたり縮んだり」杉元、わざわざ手で示してる。
けど、杉元とアシリパさん、性的な関係性が全くないのが、イマドキのマンガ・アニメには珍しいよねえ。
アシリパさん美少女の設定だけど、どのキャラも、女性として見てない。
いやそれアタリマエなんだけど、今のアニメやマンガだとそれが珍しいってのも。
というか。性的な関係性が、概ね、男性キャラ同士で成り立ってるのが、このマンガ。 だいたい、本作で初めてのキスシーンが、今回の牛山と家永っていうね……
杉元に図星衝かれて、家永、つい実年齢がっ
そこから牛山と杉元の格闘! こういう動きで見られるのはアニメの醍醐味だ。
脱出、階段が滑り台になって最後にタライ、って、これまんま、ドリフの『全員集合』の屋体崩しのオチwww
そういや、大きな家が燃えるとか爆発するとか、このマンガ多いよなー
鶴見がアジトにしてた小樽の商家、世界ホテル、江渡貝邸、網走監獄……
原作だとハッキリしなかったけど、ホテル、林の中にあるのか。
もっと町中だと思ってた。
そして来週12話、「誑かす狐」……インカラマッ出るんだっ
あれ、ソフトのアナウンスから12回でシーズン1の終りかと思ったけど、もしかしてインターバル開けないで続くのかな。
今週の動画劇場の元ネタは『ドリフ大爆笑』…の、あれ、オープニング風だ(→ドリフ大爆笑)。かーなーりアレンジされてるけど。
元歌は戦時歌謡の「隣組」。
エンディングの「ビバノン音頭」(→(https://m.youtube.com/watch?v=g75OD8i5l_Q)元歌は「いい湯だな」)で想像してたから、なんか違和感がw
*1:去年、HHホームズについての新しい研究書がアメリカで出版されたようだが、……邦訳でないかなー→https://amzn.to/2lhiFIB