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日々是々

金神18巻の感想 下 ゴールデンカムイ

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■目次

第177話 長谷川写真館

ウラジオストクが舞台になるのも初めて。
皇帝暗殺(1881年)から10年以上ってあるから、90年代半ばのことらしい。
日清戦争の前後。

狼は、ウイルク(狼)の登場の予兆。

キロランケとウイルクとソフィア、3人の逃避行、って、なんだか、今まで散々語られてきた、アシパさん中心とした冒険行を思わせる。
キロランケ、このころはまだユルバルスって名前なのかな。

日本語学ぶってことは、日本に渡る計画があったようだ。
もうすでに金塊のことを知ってたのかな。
日本に潜伏するつもりだったのか。

なんで縁もゆかりもない日本に渡ろうとしたんだろ。
後々軍隊経験のあるキロはまだしも、ウイルクは北海道来てからもそんなに和人と接触もしてないようだし。
ウイルクの母語ポーランド語かアイヌ語、キロランケはタタール語かロシア語かアイヌ語のはず。
もちろん二人ともロシア語が出来るのは当然としても。
ウイルク、のっぺら坊として、日本の官憲ごまかせるくらいには、日本語出来たはずなんだよな。刺青の漢字はどこから?
アシパさんの日本語はウイルクに習ったんだろうか? でも読み書きは怪しい。仮名はともかく、アシパさん、漢字苦手だよね?
ウイルクやキロランケはマルチリンガルだし、凄まじく頭が良い。特に言語。
ウイルクが暗号学に長けてるっていうのは、ポーランドがルーツってことと関係してるんだろか。

フィーナ「彼女は日本語に興味が無いのよ」
これ、アシパさんが「漢字なんて」って言っちゃうのと同じだ(あくまで杉元の中のアシパさん、ではあるけど)。
ソフィア(知恵の意味)て名前負けしてる。

狼との遭遇の2頁分は単行本での追加なので。
後々、19巻分でまた狼の話が出て来るはずだけど、今ここで狼についてウイルクが語るのは、非常に気になる。
ウイルク「狼がはぐれているのは本人に問題ある」……って、ウイルク自身のことを暗示しているのだろうか。

当時のロシアの上流階級はフランス語が公用語だったんだそうで。
日本でも赤化貴族事件なんてあったなあ、などと。
革命を志向するのは大抵、有産階級、上流階級だ。

他のキリスト教圏の国々、例えばカソリックは世俗の長としての諸国王とは別に、教会の長として、ローマ教皇を戴いてた。教皇が「神の代理人」として、「人々の心の中に神の王国を築く」。教会の権威のほうが王より上にある。
対して、ロマノフ王朝はその起こりからロシア正教会の権威を利用して、教会を皇帝の管轄下に置いた。
だから、教会の権威=皇帝の権威になる。

19世紀通じて、ロシアで皇帝狙ったテロは頻発してたそうで。
ロシア革命には100年の助走期間があるのだと。
しかし、キロランケ達が殺した皇帝アレクサンドル2世は、歴代では開明派で、少数民族にも温和な政策採ってたってのが皮肉。

白石「キロランケとウイルクは少数民族独立運動のために戦っていたんじゃなかったのか?」
……このへんがよく分からない。
キロランケとウイルクの虎狼コンビ。
最初は、少数民族がロシアからの独立を目指す運動だったのに、ウイルクが途中で変心して北海道アイヌの日本からの独立運動にシフトしてしまったので、反目した、ってことなんだろか?

そして、二人の正体に気付いてしまった、長谷川さん。

第178話 革命家

他国の“革命”からすれば、明治維新は随分と穏健な、政権交代ぐらいでしかないけども。旧統治者である徳川家だって処刑されてないし。*1
国内政治よりむしろ欧米の文化や文明を積極的に取り入れて近代化果したってことが大きいかな。

キロやウイルクが目指してるのはあくまで民族運動なので。帝政にしろそれ以外の政権にしろ、とにかく民族自立の権利を認めさせることが目的なんだよね?
対してソフィアは皇帝達を倒して自分達のグループ――ソヴィエト――が政権を奪取することが目的のはず。

ソフィアさん、そのベルダンどこから出したの……

まさかの諜報員ハセガワ。
日清戦争付近って時代。
ウラジオストクあたりにも日本のスパイが暗躍してても不思議じゃないか。
いきなりキロ達が戦闘始めても冷静なあたり、修羅場に慣れてる……っ

第179話 間宮海峡

あああ、フィーナさんとオリガ、死んだ……
ラブラブカップルは悲劇に終わる法則がまたここでも。
最悪の形で、二度と帰って来れなくなってしまった。

ここでウイルクのいう「ある情報」ってなんだろう?
アイヌの隠し財産を、ロシア政府が掴んでたとは思えないし?

大陸に残るという、ソフィアさん。
「愛してるからなんだ、「けど」じゃなくて。
ウイルク達はどうしても北海道に渡る必要がある。単に逃げるのではなくて。
しかし彼と共に北海道に行くよりか、大陸で運動の地固めをしたい、ってことなのかな。

ウイルク達の辿ったルートを、逆に、十数年後のキロランケ一行が辿る。
ウイルク、北海道に渡って早々に、インカラマッとの淡い交際や、アシパ母との出会いがあったんだ?
よっ女っ誑し。
もしかして、最初から自分の子供を戦士にするために、アイヌの女性と結婚して子供産ませたんだったりする?

ウイルク達、北海道に渡って何年も潜伏してて、「5年前」(02年前後らしい)になって「7人のアイヌ殺し事件」を起こしたのもわからない。
アシパさんが、ヒグマを一人で倒して、戦士として一人前に育つのを待ってたのかな?
そのわりに、日本語や、リーダーシップについては全く教えてない。

ソフィアさん、収監されてまだ10年ほどのはずだけど、一体、この間になにがあったのよ……
タフになりすぎだろう……

サブタイの「間宮海峡」は、念為、樺太ユーラシア大陸の間の海峡。
タタール海峡、韃靼海峡とも。てふてふが渡って行ったことで有名な。*2
幅が狭い上に浅い(しかも大国はあまり熱心に調査探検しない)ので、長年、大陸と樺太は地続きだと思われてた。
江戸時代の日本の探検家・測量士・幕府隠密の間宮林蔵達が地続きでなく海峡だと確認して、それをシーボルトがヨーロッパに報告した。
チェーホフ旅行記の中にも、間宮林蔵の名前が挙がってたりするので、欧州やロシアでも知られていたようだ。
だけど、シーボルト事件が発覚した発端も、間宮林蔵の報告だっていう、皮肉。*3

キロランケ達の去ったあと。
まさかの展開。
写真家にしてスパイ長谷川幸一は世を忍ぶ仮の姿だった……

( ⊙ω⊙)! ( Д ) ⊙ ⊙ (つд⊂)ゴシゴシ ( ಠдಠ) … ( ;ಠдಠ) …?   工エエェェ(´д`ノ)ノェェエエ工

ちょ
おま
顔違う!

彼はことごとく虚構の人だ……名前も偽名、身分も嘘、眼鏡も伊達。
そのぱっちりお目々も偽物だったのっ

ようやく鶴見のフルネームが。
鶴見篤四郎(ツルミトクシロウ)
1巻から登場してる最重要人物の一人なのに、連載も半分をとうに過ぎてようやく下の名前が。

さすがに、ここで彼の登場は驚愕びっくり
「悲劇に巻き込まれそうな善良な市民」が、実は本人も善良でもない諜報員で、更には皆がよく知るキャラだったと。3号かけて彼という人物が暴かれていくのが見事。

死児を抱く彼は、107話の聖母子図のリフレイン。*4
でも、今回は死せる我が子を抱く、ピエタのお題なのが切ない。
鶴見がなぜか赤児には優しいと思うと。
彼にも人並みの慈愛があったんだねえ。

ああ……長谷川こと鶴見、目が死んだ……
鶴見の眼に影がさしてるのは、(163話の尾形と同様)能面のように人外を模してるのかな?
戦士達が、戦闘中に生きるチカラで目が煌めくのと対称的だ。
しかし鶴見は、今までかぶっていた長谷川という仮面を外した。
こんなことがあったのに、鶴見、銃マニアなんだ。
彼は本質的に、人類の中にたまに現れる、怪物と呼ばれたりもするタイプの人物なんだろう。
それが、任務のために、家族を持ち善良な市民を演じていたのだけど、今はその必要もなくなった。

死にゆく妻に対して本名を名乗る彼は、天に背を向けていて、ちょうど、175話の天を仰ぐ関谷と対比されてる。
関谷が最後まで神を信じて求めたのに対して、鶴見はとことん、神を信じない。

この後日本戻って陸士入って将校になったのかな? あるいは、逆に、将校になった後、諜報員としてロシアに潜伏したのかも? どっちにしても、出世が遅いのも納得。陸士→陸大って将軍目指すエリートコースじゃなかった。
そもそも、軍での出世を目論んで将校になったわけでもなさそう。
この件で、日本軍や革命家達への復讐を考えた? とは言え、潜入任務なんてやってたら、家族を犠牲にするのは充分に覚悟の上のはず。
では、彼は怒りをどこに向けるのか。

和気藹々とした日本語講座の場面見返して「今」の彼らを思うと意味深だ。
「長谷川」こと鶴見はいずれ自分の部下達を率いて謀略を巡らす。
「フィリップ」キロランケは革命戦士として活動を再開する。
「グリゴリー」ウイルクの遺志は土方歳三に受け継がれた。
あの場面に、この「ゴールデンカムイ」って物語世界で進行する3本の軌跡が一点に交叉していたんだ。
そして彼等全員に関わる「ゾーヤ」ことソフィア。

キロランケは、「長谷川さん」が鶴見だとは知らない。もちろん尾形も鶴見の過去、キロ達との因縁は知らなかろう――鶴見が話してなければ。
鶴見は、フィリップ=ユルバルス=キロランケと知ってる。ロシア側にキロランケの情報を流したのは、殺されても構わないと思ったからのはず。しかし、ヘタしたらアシパさんも殺されてたかも知れなかったのに? キロや尾形がついてるなら、そこまでの事態にはならないと読んだ?

鶴見隊の面々、妻子持ちいないんだ、と思うと、鶴見自身が悲惨な死別を経験してるので、あえて妻子持ちは採用しなかったんだろか。
いや、妻子持ってたら、鶴見の大義なんかについて来ないのかもね。フラストレーション抱えて死に場所を求めて迷える若者達を、仲間だの戦友だのって言葉で誑しこんできた。
よっ男っ誑し。

ウイルク達が長谷川のもとを訪れてなかったらどうなってたろうと。
秘密警察が追ってきたのは長谷川自身だから、ウイルク達がいなければ、妻子がいるときに、警察が家に来ていたことになる。
おとなしく連行されるか、徹底抗戦するか、妻子と共に脱出を計るか。
自分だけ連行されようと思っても、妻子もやっぱり連行されて尋問されるに決ってる。
例の機関銃持出して徹底抗戦するか。
逃走するために、自分で妻子を殺したかも知れない。
妻子を殺した銃弾は、ソフィアかキロランケのものかも知れないが、彼女らの死の責任は、長谷川自身にある。

凄絶な家族との別離を経験したといっても、関谷と、鶴見は、全く違う。
関谷は善良な小市民で、敬虔なクリスチャンだった。信仰が篤かったからこそ、凶悪犯になった。
例えば、P98、呆然と天を仰ぐ関谷に対して、P181の鶴見は天に背を向けてる。彼は天を仰ぐということはしない。
鶴見はそもそもスパイとして長期潜入してるくらいで、鶴見のほうが本性で、長谷川さんは仮面に過ぎない。
撮影機材の中に機関銃を隠してたことに象徴されるように、長谷川幸一という仮面の中に鶴見篤四郎を隠してた。
斯様な悲劇を経験しながら、自分もまた、暴力と謀略と残虐を愛するのは、それこそが本来の彼だからだろう。
ただ仮面があまりに完璧だったので、元の鶴見に戻るのにちょっと時間が掛ってる。

長谷川のもとを去るウイルクが、なんの感傷も見せないのが気になるところ。
ソフィアは嘆き悲しんでるし、キロランケも彼女を慮っているのに。
ウイルクも、鶴見に近い、冷徹なのかも知れない。
アシパさんの思い出すウイルクと、キロランケの語るウイルクの像がまた違う。

後々、232話でやっと明かされるのだけど、寝台に横たえられたフィーナさん、よく見ると小指が切取られてる。
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とすると、死んだオリガ嬢を抱く鶴見は、赤子の指を咬み切ろうとしてるようだ。

第180話 亜港脱獄

樺太篇入ってから、アシパさんの存在感がひたすら薄い……
他のキャラ達の物語が濃すぎて、アシパさんにはなにもないせいだろか。
それまでは杉元とアシパさんで、ボケとツッコミみたいな名コンビだったのに。互いに、和人のこととアイヌのことを教え合ったりって対等な関係だったのが、今は、アシパさんがキロランケから教わる一方って非対称になったせいだろか。

ところで一行、寒くないんですかね……
特に尾形。夏場とあんまり服装変わらないんだけど。下着が増えたりしてるんだろか。
アレクサンドロフスク、年間平均気温、0.6℃だそうですよ……(→アレクサンドロフスク・サハリンスキー - Wikipedia
チェーホフも年間通して0℃前後とか書いてるし。*5
緯度でいうならパリとロンドンの間なんだけどね。

尾形「アイツ何かに追われて大陸から渡ってきたのかもな…」
「も」というのは、10数年前のキロランケ達のことを指してるのか、今の自分達を指してるのか?
尾形は、鶴見から、キロランケとウイルクの来し方を聞いてるのだろうか?
8巻の土方一味の座談会からすると、そのころは、尾形、キロランケ達のことをよく知らなかったようにも思える、けど、12巻分の本誌連載と単行本との違いからして、既にキロランケと組んでるようにも思えるし。

ところでこのコマの尾形、連載時より、切れ長三白眼てワタシ好みな方向に修正されてるんですが!?

キロランケ「あの人に会えばきっとお前は何か思い出す」
このキロランケの確信ってなんだろうな。
脱獄計画の決行……
ソフィアさんタフすぎるだろ……

杉元一行も追いついた!
そういや谷垣ひとり、帽子も被ってないのは、寒さに強いせい?

囚人達を待ち構える……後門の虎!
ナナイの木の像、やっぱり、虎だった。
馴鹿追ってきたのかな。

樺太ヤバイ。
なにこの野生の王国。

キロランケ――(ユルバルス)はどうするっ!?

ってところで19巻に続く!

謝辞、その他

謝辞の門倉さん、このネタ引張るのか……

19巻は9月発売予定。
順調に三ヶ月おきに刊行されてる。
1・2巻と、6・7巻は、それぞれ二ヶ月連続で刊行されてたので、ちょっと寂しい。
連載から9ヶ月も経ってやっと単行本。

19巻の表紙は、ウイルクとキロランケかなあ。
ウイルク/のっぺら坊、一番のキーパーソンなのに、表紙にもカラーにもなったことないし。

アニメ同梱版の予約もそろそろ締切近いよー

連載時との違い

ページ数はデジタル版で。

■ 第171話 樺太アイヌの刑罰

  • P9、走るエノノカとチカパシに効果音追加。
  • P10 月島と鯉登のコマ拡大、谷垣のコマ追加。この1頁分、連載時は前の頁の下1/3ほどだった。
  • P11の現在地のマップ、まるごと追加。
  • P12、1頁分丸ごと追加。この男の小刀、エノノカのマキリだったのね。
  • P13 チカパシ「エノノカに~」のコマ追加。
  • P18 エノノカ「?」のコマ追加。

■ 第172話 阿寒湖のほとりで

  • P28 関谷の顔。
  • P29 親分、汗増量。

■ 第173話 僕の怪人

  • P47 チヨタロウの顔が微妙に変化。「マリモ食べてるの?」が本気で驚いてるように見える。
  • 最後のコマ、牛山のシルエット追加。
  • P50 3コマ目、チヨタロウの目が小さくなった。
  • P56 門倉さんのコマは前の頁から送られてきた。
  • P58 チヨタロウ「ちょっとしゃがんで!」のコマ追加。
  • P59 少年がマリモ投げて牛山にヒットするコマとその次追加。いちおう相手の攻撃ヒットしてから反撃するあたり、牛山、ラリってても紳士だ……
  • P60-61 1頁から2頁に拡大。
  • P62-63 子供たちの服の柄、修正。

■ 第174話 湖の中心で突っ走る

  • P74 チヨタロウの目が大きくなって潤んだ。全体、良い子っぽくなった。

■ 第175話 繭

  • P93 門倉「たとえこの中の」の台詞のコマが独立。2コマ、次頁に送られる。
  • P94 ここから怒濤の変更、追加。
  • P95 関谷「結果が出るまで」のコマ、娘や、関谷の昔の顔など、2頁分、追加。

■ 第176話 それぞれの神様

  • P114 亜港の全景など2コマ追加。
  • P116 1頁分、P119の後へ送られる。連載時は回想パートだったのが、現在形になる。計画が、時間順になった。
  • P119 杉元一行の橇、1頁追加。
  • P120 元々P115の次にあった頁がこっちに。
  • P120 最後のコマ追加。

■ 第177話 長谷川写真館

  • P126 長谷川写真館の看板、追加。連載時は文字が抜けてた。
  • P127 微妙にロシア語が修正。
  • P133 連載時に「Вилк」だった長谷川さんの台詞が、「Григорий」に訂正。
  • P137-138 2頁分追加。

■ 第178話 革命家

  • P153 焼かれる写真、一番上に3人の写真が追加。
  • P159~ バトルシーン、全体に死者増量。

■ 第179話 間宮海峡

  • P174 3コマ目、キロランケのアップとソフィアの台詞のコマ追加。
  • P175 ソフィアとキロランケのコマ追加。2頁あわせて1頁分追加になってる。
  • P176 ウイルクの死を知って泣くソフィアさん、ちょ、美人になってる!!!!!
  • P180 鶴見の顔、陰影が深くなった。

■ 第180話 亜港脱獄

  • P183 アザラシの種類が変わった。連載時はゴマフアザラシぽかった。
  • P186 尾形のCHR↑
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  • P191 ソフィアさんの眉毛が修正。

元記事

*1:なんで「明治維新」であって革命でないかってったら、天皇って国家元首が変わってないから。天命を革(あらた)めたわけじゃないので。

*2:「てふてふが一匹 韃靼海峡を渡って行った(安西冬衛「春」)」

*3:

新装版 間宮林蔵 (講談社文庫)

新装版 間宮林蔵 (講談社文庫)

  • 作者:吉村 昭
  • 発売日: 2011/10/14
  • メディア: 文庫
とか。

*4:f:id:faomao:20171004151506j:plainゴールデンカムイ11巻)

*5: