day * day

日々是々

金神218「砂金掘り師たち」感想

烏合……

白石「「仲間」ってやつ?」
杉元「烏合の衆」

っていうけどさあ。
白石、危機が迫ったら真先に逃げ出すよね!?
杉元はメンバーを見捨てないのに。尾形でさえ助けようとするのに。*1
このへん、本心と台詞が裏腹なのが、ゴールデンカムイって漫画なんだよなあ、と。

白石「その舶来のゴム長靴かなり高価だろ」
当時のゴム長靴については、八甲田山遭難事件*2のエピソードの中に出て来る。
第5聯隊の行軍隊で唯一ゴム長靴履いてた将校が、一番軽傷で、ほとんど凍傷も負わなかったと。今ではゴム長なんてありふれてるけど、当時は貴重な装備だったんだなあ、と。*3

ヴァシリ、相変わらず、言葉わからないけどついてきてるんだよな。
尾形が寡黙だったけど、ヴァシリ、とうとう、喋れない・文字のコミュニケーションも取れない、ってメンバーが。

カネの話に自分見失ってる、杉元と白石。
そういやこいつら二人とも、元々はカネ目当だったんだっけ。
……これ、マッちゃんときと同じパターン?? カネにつられて出掛けて、謎の美女と遭遇する……その後にはクマが!
アシリパさん、それが不安なのっ??

そして、今回、一番注目してしまったのが、万年筆の話題だったりする。

平太「国産の万年筆を作ろうとした奴がいたんですね」
これが、並木良輔、ナミキ製作所(現PILOT社)の創業者なのですよ。*4 前職は商船学校教授だったのでPILOTってブランド名に。フリクションやハイテックCだけじゃないのだ。
ニワカの万年筆ファンとしてはこういうネタすごく嬉しい。初めて買った金ペンがPILOT CUSTOM74 だったので、PILOT好き。質実剛健というか、衒いもなくて、機能的でシンプルな製品多いように思う。*5
金神コラボで万年筆どっか出してくれないかな、ても思うけど。PILOTはあんまりコラボしないから……セーラーがよくやってるけど……*6
まさか、NAMIKIブランドで蒔絵軸のペンとか…月(10万円)とか鶴(12万円)とか鯉(15万円)とか……(NAMIKI、高級ブランドなので、高いのは100万超えるよー) ちなみに金神時代だと、漆塗りの軸でなくて、エボナイトだろうな、て、思う。

え、ペンポイントに白金? ……て思ったら、北海道の砂白金、プラチナだけでなくってイリジウムとか白金族が混じってる、天然合金なんだ。
プラチナじゃ金とそんなに硬度変わらなくて、摩耗しやすいし。今はペンポイントに使われるのは、イリジウム合金の一種のイリドスミンであるらしい。→エラボーのペン先ができるまで |エラボー誕生秘話 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOT
んーゴールデンカムイの時代1907年あたり、に、国産のイリジウムポイントの万年筆があったかどうか謎だけど。
とりあえず、誌面に書かれてるのはNAMIKIだ。ハート穴がちゃんとハート型してるんだなー。今は、セーラーはハート型だけど*7、PILOTは丸穴。

もともと、ペン先は鉄で作られていた。
→耐水性インク(ブルーブラック)が開発される。*8
→これが酸性インクなので、鉄のペン先だと腐食する。
→錆びない金がペン先に使われるように。
→金、柔らかすぎて摩耗する!
→先っちょに硬くて錆びない金属の玉を付ける。
イリジウム合金が最適☆(イリジウムレアメタルなのでこれだけでペン先作ると高い&硬くて書き味悪い、たぶん)
ちなみに、カジュアル系の万年筆、カクノとかは、ステンレスをペン先に使ってる(いわゆる鉄ペン)ので、錆に強い。
けど、金ペンに比べて硬い。

平太「どんどん近づいてきてる 昨日はもっと遠くにいたのに」……って典型的な怪談話のパターンだな。
もしかして、このヒグマは幻なのか?
平太にだけ見えてたりする?
和人なのに、ウェンカムイって言葉知ってるとか、熊の木彫り(しかもアイヌの伝統ではない)の印籠とか、平太も謎が多い。

一方で、去年から5人も食い殺してるクマがいるのも確か。

謎の美女、ノリ子さん。
砂金掘り師たちの家族でないのなら、売春婦っぽいけど、もしかして、彼女がヒグマだったりしない……?(いやこの話、ファンタジー要素皆無だから……)
219、220話の2回で解決するのっ?

*1:以前、うちの庭に、雀たちが20羽くらい群れてたんですね。そこに猫が走ってきて、雀たちが一斉に逃げてくんだけど、一言も発さないの。他のやつに警告しようとしない。あれこそ「烏合の衆」ってヤツだなあと。単に数がいるだけで、協力してない。

*2:1902年八甲田山雪中行軍遭難事件 - day * day

*3:その倉石大尉、ほぼ無傷だったので事件後すぐに軍に復帰して、日露戦争で戦死してるのだ。遭難した軍人の中で、おそらく唯一、靖国神社に祀られてる人ってのが、スゲえ皮肉。

*4:万年筆の歴史創業秘話 船乗りの友情が国産万年筆を生んだ | パイロット100周年記念サイト - PILOT

*5:手持ちのPILOT。左端がCUSTOM74。あとカクノ4本(EF~M)、ペン習字ペン。

*6:こういうのとかね→セーラー万年筆 「ハローキティ40th 万年筆」TIGER & BUNNY シュテルンビルト万年筆/WILD ROARグリーンインク&STAR ROOKIEレッドインクセット【特典付】【PB限定】 | TIGER & BUNNY 趣味・コレクション | プレミアムバンダイ公式通販

*7:セーラー万年筆ハイエースネオ、通常版とカリグラフィニブ

*8:今普通にブルーブラックって言われて売られてるのは、単に青黒いインク(アルカリ性)。水溶性。古典インクって付いてるのが耐水性で酸性のインク。プラチナやペリカンのブルーブラックが古典っていわれる。