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日々是々

金神219「平太師匠」感想 ゴールデンカムイ

……3人?
て、誰?

男たちの関係がわからなかったけど、嵩・平太・三郎の三兄弟に、父親なのか。
ノリ子は嵩の嫁であるらしい。
なんだかゴルディロックスみたいな。

アイヌの熊の煙草入れ、そうかー、北海道アイヌでも動物の似姿を彫る文化あるんだなー。*1

平太、もしかして、ウェンディゴだったりしませんかね。(→ウェンディゴ - Wikipedia)。
それそのものは北米インディアンの風土病だけど。*2
ページ構成のせいでわかりにくいけど、よく見ると、熊の姿を見てるのは平太だけなのだね。
アイヌたちはそのウェンカムイを直に見ていないようだ。
前回218話の最終ページは、その一つ前のページから、時間が空いてる。少なくとも数時間。親父はP15で皆と一緒にいる。
親父を襲ったり、白石や杉元の目撃した熊は、毛皮を被ってウェンカムイになりきった平太なのかも知れない。*3
平太の額のキズは、死の印かも? もはや人間の魂は抜けてしまった。

P6の最後のコマの平太、うなじが光ってるようにも見えるのだけど。
マンガとかで、人食い行為の象徴として、「うなじが光る」って描写が使われることがあるのだよねえ。元ネタは、武田泰淳の「ひかりごけ」(→ひかりごけ - Wikipedia

ノリ子の態度はどうみても性的な誘惑者。
なぜにこの状況で人間関係に波風立たせようとするのだ。

でも、ヴァシリは尾形に一途だから、女性なんかに目もくれないのだよ。

ノリ子「捨てたはずなのに…」
……ってなんだろう。唐草模様のなにか。
この生活状況だと、あまりモノを捨てる余裕はなさそうだし、捨てるとしたらよほど、見たくもない・側に置きたくないか、他人に見られたくないものであるのだろう。
死者の遺品なんだろうか。しかもその死に彼女が関わってたりする?

嵩は、ノリ子の浮気を疑って、しかし、女に暴力振うんでなく、相手の男を殺そうとするあたり、フェミニンだ……
一方でヴァシリとノリ子、あれ、絵を描くって点で意志が通じ合ってる?

ノリ子「きれいな体を絵で残しておきたかったの」
これって死亡フラグだし……

マッポ、長期間設置するものじゃないだろうなあ。雪が深く積もったらすぐ壊れそうだし。
砂金掘り師たちがいる近くに、アイヌもわざわざ仕掛けたりしないだろう。
このアマッポ、嵩が仕掛けたんだよね、きっと。今までにもノリ子に言い寄ってきた男を射殺してるのかも知れない。
彼がアマッポを使うのなら、ヒグマに化けてるのは平太??

あ、ヴァシリのおデコは健在だった。

ウェンカムイの正体が平太だとして、何故、父と三郎まで食い殺すのだ。
杉元たち一行が現れて、父親と三郎が殺されたのも謎。
杉元と白石がやたら、平太の身を案じてるのも、逆に、平太が真犯人っぽくなってくる。

ノリ子が男を誘惑する→嵩がアマッポで男を殺す→ウェンカムイになった平太が喰う、って、3人の共同作業という可能性も。
じゃあ父と三郎はなんなんだ。
二人が知らないわけもあるまい。

平太「もう何年もです」
彼ら、ここで何年も砂金採ってるんだろか?
1日で50円も稼げる日があるのなら、とっくに資金こしらえて都会へ出ていそうなものだけど。
砂金採り兼業の強盗やってたり?
地元のアイヌは、ウェンカムイは去年からって言ってる。

平太の言うことは信じるな。

ラストの惹句、「あと3人」て、誰のことなんだろう?
父と三郎が死んだのなら、この一家の残りは、嵩・平太・ノリ子の3人てことに。
ノリ子に関わった、というのなら、嵩・平太・ヴァシリ。
嵩と平太とノリ子が犯人グループならば、杉元・白石・ヴァシリの3人って可能性も。

22巻分のあと1回で解決……するのかな。
そもそも、「どんな事件が起きてるのか」もよくわからない。
ただ人が死んでいくだけ、っていう。
こういう、サイコサスペンス大好きwww

*1:サハリン・アイヌの熊祭―ピウスツキの論文を中心に (Academic series new Asia (31))」によれば、人や獣の似姿を刻む伝統は北海道アイヌにはないというのだけど、しかし、他の文献には出てこない説だし、かといって「伝統的な」人や獣の彫像があるのかどうかわからない。伝統的なデザインって抽象的な図案ばかりで、こういう具象的な作例があるのかどうか。今ある木彫りの熊なんかはもっと現代の作品なので、このへんよくわからない。

*2:ちょっと「ラビナス」って映画思い出した。野田先生、この映画好きそう。人食い、サイコサスペンス、オカルト、なんだけど妙なブラックユーモア……→「ラビナス (1999年の映画) - Wikipedia

*3:ベルセルク、熊憑きともいう。