day * day

日々是々

金神272話「イポプテ」感想 ゴールデンカムイ

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熱い男。

*1

えええ、こんな見え見えの死亡フラグ立ててくるなんて。

月について。

この月は新月の直前、旧暦30日、晦日の月。 奉天会戦の最中で旧晦日なら、塹壕のシーンは、1905年3月5日(日)(旧1月30日)(→旧暦カレンダー(1905年3月)| アラクネ)ということになる。*23
晦日新月の前夜の月は、日の出よりちょっと前、早朝に昇る。 だから、「一晩中月を見ていた」のではなく、月が見えたことで、朝が近い、一晩生き延びたことを知った。

金神21巻の感想 ゴールデンカムイ - day * day

菊田が、実は中央のスパイだとすると、晦日の月のすぐ後に昇る旭日=日本の中央政府を待ち兼ねていた、ということを暗示してるのかも?

有古、その後、日本に戻ってからマキリの練習したんだろか?

鶴見、感情が高ぶると脳汁が出るけど、オーバークロックのときは出ないらしい。
このブーストモードを表わすのに、眼球の高速移動っていうのが面白い。
というか、なんか懐かしいな、“人間コンピュータ”。*2
一種のトランス状態かもね。

鶴見「お前の選ぶ道はそれで良いんだな」
鶴見は老獪だ……恐らくこれは鎌を掛けたのだろう。
有古の本心に確証がない、というか、暗号解読のために脳を使ってるから、有古の態度を判断する余力がない。
それで、曖昧な言葉で彼の行動を促した。
ということは、鶴見は、月島と鯉登がすぐ側にいることを知っていたってことに。
後で盗み聞きを咎められることを怖れずに、即座に闖入する鯉登と月島。この判断はさすが。

なぜか、菊田さんとのことになると、子供っぽい顔付きになる杉元。
いったい二人の間になにがあったのっ!?
物語も終盤かと思うと、主人公の過去に大きな秘密があるらしいことが匂わされるとか……
杉元の過去の男とか……

そして菊田の今の男、有古。
今回の序盤で立った見え見えの死亡フラグ、案の定……
そんな安い展開しないと思ったのになあ。
このところ、過去話→死亡、って流れが多くて、ナンダカ。
家永も房太郎も上エ地も……このへんの刺青の囚人はさっさと死なせたいだろうけど、有古まで!?

この月島の澄みきった表情。
これも死亡フラグじゃん……
もう思い残すことなくなっちゃった。
過去は全て吹っ切れたし、鶴見に殉じる決心をしてしまった。

躊躇なく有古を射殺する月島、戸惑う菊田。
鶴見は、裏切り者を絶対に許さないって、わかってるのに。
菊田さんは冷徹になりきれない。
有古の死は菊田とは直には関係ないけど、その経緯を知るまで、菊田は悩み続けるのだろうな。

アシリパさんが、キーワードを鶴見に明かしても、やっぱり人は死ぬ。
鶴見は敵対者を許さないから。
もうキーワードは鶴見に渡ったのだから、アシリパさんは解放されてもいいはずなのに。
ただしそのキーワードが正しいのか、アシリパさんも鶴見も知らないし、アシリパさんが本当に確信がないのか、鶴見はわからない。
だから、金塊がみつかるまで、アシリパさんを確保しておく理由はあるんだけど。

ソフィアさん、いつまでウイルクの面を被ってるんだ……これなんかの伏線?

最後の「次号~」、デジタル版だと潰れて読みにくいけど、
正解は、

「次号、最新25巻本日発売。表紙は大阪[※阪に×]沢房太郎!!

でした。*3

*1:
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*2:パタリロとか。昔のマンガとかでよくあった気がする。目がカシャカシャ動いたり、耳がくるくる回ったり。

*3:
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