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日々是々

おめでとうございます!! #ゴールデンカムイ

手塚治虫文化賞、受賞が決まったそうで、ファンとして嬉し――い。

公式サイトの特設ページ。
ゴールデンカムイ公式サイト│第22回 手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞!!!

朝日新聞社のページ。
第22回「手塚治虫文化賞」(朝日新聞社) - The Tezuka Osamu Cultural Prize -

受賞の記事。
第22回手塚治虫文化賞、大賞は「ゴールデンカムイ」:朝日新聞デジタル
(archive)第22回手塚治虫文化賞、大賞は「ゴールデンカムイ」:朝日新聞デジタル

2016年、17年とノミネートされて、3度目の正直だもんね。
毎回、「今後に期待」とか言われてたし。
アニメ化もされたことだし、ちょうどいいタイミングかもね。

ゴールデンカムイ』が、そもそも、手塚治虫の『シュマリ』を一つのルーツにしてるのは確かなんだ。
だからやっぱり、この賞の受賞は大きな意味があると思う。

作者氏のインタビュー記事によると、全然関係ない、連載開始まで『シュマリ』読んだことなかったそーです。すみません。

去年の選考結果から。

……手塚治虫アイヌの近代史を描こうとしながら、さまざまな社会的な状況によって、連載途中で方向変換を余儀なくされた『シュマリ』の無念を晴らす作品としていつかは受賞してもらいたい作品です。2年続けて受賞が成りませんでしたが、いつの日にか必ず、と期待しています。
中野晴行委員 コメント)
第21回「手塚治虫文化賞」(朝日新聞社) - The Tezuka Osamu Cultural Prize -

それはさておき、やっぱり、単純に、面白いんだ。
冒険物の王道に、21世紀らしい多様性と、あくまで現実世界って強固だけど強固すぎて制約も大きい舞台でキッチリとダイナミックなドラマが展開してく。
それに、数々のキャラ達。
皆が皆、自分なりの行動原理や経歴を持ってて、単なる物語上の操り人形じゃない。

野田サトル氏の受賞コメント……
お肉への愛を語っちゃうとか、すごく「らしい」というかwww
もちろん、センセーのことだから、一言一句そのまま受け取るわけにもいかないけどwwww

「六合目」ってあるな……もう半分過ぎたのか……今は後半戦なのね。*1
網走篇がやっぱり中間地点になってて、尾形の銃弾が転換点になったのかなあ。
三八式から撃ち出された三十年式実包が。
尾形ファンとしては、尾形にそんなに重要な役割与えないでくれよう、って気もしてくる。ますますイヤな予感しかしなくなるじゃないかっ

なにはともあれ、そう遠くはないらしい大団円に向けて。この勢いのまま突っ走って欲しい。
出来ることなら、ずっと何十年でも続いて欲しいけどね!

*1:いや……山は登ったらまた降りるものだよな?(→『スピナマラダ!』)