がよくわからない。
124話で、月島の服はトーン、鯉登は白で描かれてる。
(ゴールデンカムイ13巻)
多分、月島はカーキ色の夏服、鯉登は白の夏服なんだろうけど。
……と思ったら専門家からツッコミが。
月島のより薄い茶褐色だと思います。
— サムハラ (@samuhara567) 2018年3月20日
ナルホド。
126話になると、鶴見・月島・宇佐美は黒服、鯉登だけ白服に描かれてる。
(ゴールデンカムイ13巻)
鶴見達は黒(実際は濃紺)の冬服だけど、鯉登だけ夏服ってことはないだろうから、鯉登は新色の38式の冬服であるらしい。
こんなやつ。
陸軍38式 ミリタリーショップ 革ジャン 中田商店
130話でも同じ。
(ゴールデンカムイ13巻)
本誌連載のときは、126話の鯉登は黒服だったのだ。
(ヤングジャンプvol.1832)
単行本では黒服の鯉登君は出て来ないので、なんか新鮮。帽子被ってる絵も珍しい。
ん、130話本誌のほう、これ、38式の黄土色で、夜のシーンだから黒っぽくなってるだけなのかな?
鶴見の服の色と比べると明るい色だ。
(ヤングジャンプvol.1834)
連載でも、138話では白塗。
(ヤングジャンプvol.1848)
136話のカラー扉だと、鯉登の服、ハッキリと、黄土色になってる。38式。
(ヤングジャンプvol.1846)
軍服、38年制式というくらいだから、1905年に改定されたっぽい。
もっと後の国防色よりかは明るい、黄土色。満州の黄土の色に合わせたそうな。
夏冬同じ色。
将校の服はオーダーメイドなので、多分、鶴見はまだ新調してるヒマなかったんではないかと。
兵卒の服はどうなんだろう。東京は本所の被服廠*1で作ってる最中で、北海道の師団まではまだ更新が進んでないのか。
鯉登も、38年制式以前は、濃紺の旧色だったはずで、さっそく服を新調してるあたり、オサレさん。
いかにもお坊ちゃま。
樺太篇でのあのトランク群には着替がみっしりと詰まってたりするんだろか。
じゃあ樺太篇でどんな服装だっけ、と思ったら、樺太篇の鯉登、オーバーコート姿か、ヌードしかないじゃないのさ!
たぶん、黄土色の38式冬服なんだろうけどなあ。
これが実際にどんなカラーなのか、って、よく分からない……
現存する当時のものは退色したり変色したりしてるし、複製品でもどこまで忠実に再現出来てるのか。
05年の秋に日露戦からの帰還兵を見かけた漱石はオリーヴ色って表現してるけど、オリーヴ色ってもっと緑っぽいんじゃなかろか。
将軍のあとに続いてオリーヴ色の新式の軍服を着けた士官が二三人通る。
夏目漱石 趣味の遺伝
Wikipediaによると。
オリーヴ色
カーキ色・黄土色・帯赤茶褐色
国防色(帯青茶褐色)
……だそうですが。(お使いのディスプレイによって色調は異なります)