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日々是々

金神292話「函館湾海戦」感想 ゴールデンカムイ

ようやく尾形の目的が?

とはいえまだまだ信用出来ないけど!
だってさー権利書と黄金に辿り着くのが目的なら、網走でアシリパとウイルク会わせれば最短経路だったんじゃ……?
榎本武揚、政府の人間になってるから、それで権利書の存在はハナから中央→尾形は知ってたことになる。
この姿勢ってことはどこか木の上や高台に腰掛けてるのだね。 相変らずヴァシリと相思相愛。お互い、どこにいるかわかってないのに。相手がこの函館に来てるかどうかも知らないのに。
……尾形、ホントにアシリパさん撃つつもりなの?

鯉登パパと、キラウシらは相撃ち……?
航行中の船に当てるって技量もスゴいけど。
そこでキラウシの回想描く!?

鯉登パパも、どうせ泳げるだろうけど、提督が自分の艦隊失ったら、生きて帰れない……自裁迫られる羽目になるんでは。
「父の愛が息子を守る」のなら、父は誰が守るのか。
鯉登パパ、鶴見にずっと騙されて、ここにいる。
「息子を助けてくれた鶴見への恩義に報いる」ために艦隊まで出動させてる。
不動のままカッコつけて渦に呑まれていくけど。
最後まで知らなかったんだとすると、まるで道化役だ。

尾形 政府が破棄したがってる土地の権利書が
尾形が、権利書のこと言い出したの、そういや彼は一貫して、神殺しだった。
権利書の存在は重い。
アシリパさんによれば悪しき金の神はカムイの住まう土地に変換された。
土地はただの山野でしかなくて、モシリを継続させるにはアイヌの伝統文化が生き続けることが必要になる。
その土地とアイヌをつなぐ証、和人が大多数を占める「日本」(当時は大日本帝国)という近代国家が明文化したルールの上で、カムイを生き延びさせるのに重要なアイテムが、権利書なわけで。
それを失わせるというのは、カムイを殺すことに他ならない。
カムイホプニレといった、「神として殺す、生き物を殺して神とする」儀式ではなく、その儀式、信仰そのものを奪うという、神殺し。

尾形、ずっと、神に類するものを殺してるもの。
人を殺すという行為自体が神の秩序に背くこと、そして彼は罪悪感もなく罪を贖うことも、贖おうと思うこともない。それはそれで幸せなことではあるよ。

尾形の目、左右で瞳の大きさが違うのも細かいけど、この義眼デカいよな……球面ですらなさそう。
珍しくw尾形がキレイ目に描かれてるのが嬉しいですけどね☆
きっと休載前のファンサービス。