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日々是々

金神311話「アシリパの選択」感想 ゴールデンカムイ

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むしろ選択迫られてるのは杉元のほう。

アオリ「明日に向かって」、というか、明日子に向かって、撃ってるね。

正直、杉元とアシリパさんのラブには興味ないので。
というか自分がアシリパさんと同じくらいの年、中学生だったころをつい思い出してしまったよ。カッコよくて面白い新任の先生がいて数人でファンクラブとか作ってきゃあきゃあ騒いでたりしたものだ。今思うと、ちょうど、杉元はあの先生と同じくらいの年なので、思春期前の優等生的なアシリパさんの杉元に向ける感情をあの頃の自分に置き換えるとなあ……

目を黒くしながら、杉元に詫び入れるアシリパさんが、なんだか必死と戸惑いと決意とその他諸々のごった煮になっててカワイイ。
アシリパさんの申出を了承するなら、杉元は梅ちゃんよりアシリパさんを選ぶ事になる。
そもそも梅ちゃんとは、家に放火して村を飛び出してから一度も口利いてない。28巻によれば1899年*1のことだし、劇中リアルタイムが1908年なので、9年くらい没交渉なんだ……
梅ちゃんが今でも自分を待ってくれてるなんて思うのも図々しい。*2
結局、黄金のためにどれだけ人が死のうと杉元や白石はどうでもいいんだよね。
……絶対、白石が一掴みくらい砂金をポケットに入れてると思うけど。

アシリパさんが思い浮かべる……有古が生きてることは知らないんだっけ。
谷垣も、恐らく生きてると思うけどなー。じゃなかったらマッちゃん不憫だ。

鶴見、なんだかアクションゲームのラスボスっぽいんだけど。
もはや彼を取巻く者たちはいないし。 今回の鶴見はいっさい言葉を発しなくて、まるで怪物のよう。
だけど、もし鶴見がウェンカムイだとしたら、アシリパさんが目を黒くしてる必要はない。
アシリパさんは、長谷川さん=鶴見の悲劇を知ってしまった。
その逸話は、鶴見がアシリパさんの憐憫の情を掻立てるために教えたのだとしても。まるで毒矢のように効いてきそうな……
「この世でもっともタチの悪い毒は罪悪感だ」ともいうしね。

正直、尾形ロスが大きくて、彼のいなくなった物語世界への没入感が薄れたのも確か。
後は鶴見の最期を見守ることか……

下馬評にあるように、ゴールデンカムイ展までに連載が終わるのだとしたら、14日・21日・28日それぞれ発売号の、残り3回ってことになる。
来週、重大発表とか、気を持たせるじゃんwwww
本編休載なのに、本誌買わせる気っ!? 商売上手だっ
おそらく、ファンブックの続編かなー
アニメの続報もありそうだし。
「もうちょっとだけ続くんじゃよ」だったりすると、ううトラウマが。
どうせなら番外編というか過去編もやってくれないかな……特に尾形周辺。

*1:

*2:前にこんなこと思ってた→杉元と梅ちゃん、と寅次 - day * day