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金神262話「札幌麦酒宣伝車追跡劇」感想 ゴールデンカムイ

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メインはってたキャラが次々と脱落してくと、いよいよ終わりも近いんだなあ、って気がする。
網走監獄のときには、結局メインキャラは誰も死んでなくて、新たな章への転換って感じだったけど。

房太郎が初登場したのは、2019年12月19日(木)発売号の224話「支笏湖のほとりで」だったので、ほぼ1年前。
作中でも上位の武闘派なのにそのビジュアル!? ってファンタジー
金神のキャラのビジュアル、ヒゲ=人生経験、傷痕=トラウマだと思ってるけど、髪=性格であるらしい。だから、アシリパさん・土方・鯉登なんかは基本真っ直ぐだし、房太郎もそんな気がする。
色々あっても、房太郎、「王様になる」って目標のために一直線だ。
彼は自ら、徒手空拳で黄金争奪戦に参戦した。

既に彼は死を覚悟した。
菊田の拳銃から白石を払いのけて自分が弾を喰らうとか、イケメンすぎるだろ……
房太郎「忘れるなよ」
彼は永遠の生を求めている……誰かの心の中にでも。*1
房太郎「あーあ…」
が最後の台詞になる~?
諦観。

今回のカラー扉、また、キレッキレな……

ついつい解読したくなっちゃうけど。
ぱっと見、思い出したのは、エッシャーとギーガーなのよね。

ビクトリアンというかスチームパンク風(スチームはここではあんまり関係ないけど)のレザーとメタルのマテリアル、肉体にまとわりつく謎デザインのガジェット……
鶴見の口元のこれ、馬銜かな?*2 とすると杉元の口元のは遮眼帯かも知れない。
上に馬の絵があるしどうやらこのガジェットはそれぞれ馬具のイメージのようだ。
それぞれ重いものを背負って、戦いに拘束されて、未だに戦場を走り続けてる。

この2人は相性悪っ 一緒にいた場面はほとんどなくて、小樽で杉元が拘束されたときと、網走事変の直後の数日間、あと樺太での一瞬だけ。

なのに、
杉元「鶴見中尉は/そういう男だ」
カケトモどうし、なにか通じるものがあるらしい。

だけどなあ、更に鶴見はもう一手も二手も読んでる気がする。
鶴見隊の荷物、アシリパさんの他に宇佐美の死体と、あともしかすると上エ地の死体もあるかもね?
3つの袋に1つの当り、なんて、モンティホール問題みたいだ。

そんなところで来週また1回休みですと!?
先生の体調が心配だわ……
いやこの編集のコメント書かれたのはもうだいぶ前のことのはずだから、もう快気なさってはいるだろうけど?
再来週は4・5合併号ってことだから年末年始でまた1回休み。
隔週ゴールデンカムイですよ。

*1:実際、彼の元ネタの大沢房次郎、当時はすご――く有名で講談本だのいくつも出たっていうしね。

*2:しかし馬銜だとすると、鶴見、奥歯欠けてることになるな……ヴァシリみたいに?