金神259話「故郷を作る」感想 ゴールデンカムイ
房太郎の回。
あーすっごい死にフラグ。
過去の回想、「今」に繋がる動機が語られると、死にそうだよねー
なにげにシライシの過去も出てくるな。
なんでw 網走、長髪可なのwww
(土方や家永もだけど)
岩息、良いキャラだwww
二瓶はこの中で一番、良識的というか常識的というか。
いちおう、白石の身を案じて「止めとけよ」なんて言ってるし。
普通に妻子いるんだもんな。
この作品の男性キャラでは珍しく、妻子持ち。
なぜ、房太郎は、そういう穏当な生き方で家族を作ろうとしなかったのか?
房太郎「故郷で杉元と家族になっちまえ」
ってアシリパさんには言ってるのにね。
彼の王になりたいって動機は、故郷や家族とはまた別のところにあるのではなかろか?
白石の「脱獄王」のような「王」もある。彼は自分の国を持たない「王」ではあるけど。
房太郎は、秩序からハブられたゆえに、新たな秩序を作ろうとする。
秩序とは安定であり、安心・不変の場所。
王はそれより上はない。
後は王殺しによって殺されるしかない。
房太郎が、国民たちに語り継がれることによって永遠の生を目指しながら、その為に波瀾万丈の生死の境を彷徨うっていう矛盾。
白石「立てるか!?」
白石が杉元を救うのは、8巻夕張炭鉱のシーンの逆転。*1
今度は杉元は自分自身に「役立たず」と言いながら、かつて「役立たず」と罵った白石に助けられる。
このへん、いかにも、「kanto or wa yaku sak no a-rankep shinep ka isam/天から役目なしに降ろされたものはひとつもない」って言ってるみたいだ。
鯉登と房太郎の対決とか……
房太郎、あの長髪は伊達じゃなかったのねっ
正統派の剣士で実戦経験の少ない鯉登には、無頼漢の搦手って難しそう。
左肩……三角筋、断裂したなら腕が上がらなくなりそうだけど。
右耳、右手、左肩、って、満身創痍の房太郎、それでも泳いで逃げるってスゴイんだけど。
鯉登の背後に現れた房太郎、なにこのサメ男。
傷付いて、どんどん化物じみてく。
*1:→