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日々是々

金神287話「門倉の馬」感想 ゴールデンカムイ

祝7周年。

最後の惹句の元ネタは「アイヌ神謡集」。

梟の神の自ら歌った謡「銀の滴降る降るまわりに」
「銀の滴降る降るまわりに,金の滴
降る降るまわりに.」という歌を私は歌いながら
知里幸惠編訳 アイヌ神謡集

ゴールデンカムイ』の連載第1回目が、2014年38号(8月21日発売)*1なので、今回ちょうど連載7年目。
やっと、本題の黄金が!
半分だから約33トン、4000億円分(作中の記述)。
ちなみに今日(2021年8月19日)現在、金相場は約7000円/g だそうだから(→田中貴金属工業株式会社|日次金価格推移)、33トンで2300億。

なにはともあれ、見つかってヨカッタ。
こういう宝探しの物語って、結局、宝は存在しなかった、とか、見つけたけど手に入れることは出来ない、とか、そういうオチになるの多いので。
とりあえず、黄金は実在するし、手にすることは出来た!
しかし、黄金は黄金であるだけではなんの価値もないので、これから、それぞれ自分たちの夢のためにどう活かすことが出来るか?と。
それ以前に、ここから生きて黄金を持って、脱出できたら、だけど。

33トンの黄金の体積はだいたい1.65m3
あの革袋、3Lくらいか……とすると一つ60kgくらい。牛山先生いないと引き上げられそうにない……(滑車があればまだいけそう)
33トンの金、井戸から回収するのに、ソフィアたちの手勢は必要になるだろう。彼女の構想では少数民族自治区を作るつもりらしいけど、アイヌとも協力するつもりかな?*2

なぜ、のっぺら坊は、後から門倉を通じて金そのものの場所を示したんだろ?*3
脱獄事件の段階では、囚人たち+アシリパさん+土方で権利書だけ。
それはアイヌにしか意味がないし、囚人の中にはアイヌはいないので、門倉の分がないと、黄金は手に入らない……
まさか、23?24人?の刺青彫った時点で、描き忘れたってことはないだろうから、追加コンテンツみたいにして一番肝腎の黄金の場所を示したっていうのが謎。
財宝が、権利書と黄金に分かれてること、別々に隠されていることは、土方にも教えてないのだし。
門倉、まだまだ、明かしてないことありそうな?

待てよ、そもそも、箱館戦争(1869年)のころ、アイヌたちが土地を手に入れて権利書と残りの黄金を領事館の地下に隠した、それは、キムプがウイルクに教える(1902年)まで40年近く誰にも発見されなかった。
ウイルクたちはなぜ、わざわざ五稜郭に運んだんだろ?
領事館の地下なら、函館の街中だし、鶴見も、武力行使し辛いんではなかろか。

*1:
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*2:ボリシェヴィキ連中に奪われなければ……

*3:そもそもあの井戸が馬用のものだと、どうしてウイルクはわかったのかも謎だけど。