day * day

日々是々

金神12巻の感想 ゴールデンカムイ

さあ女性読者(もちろん男性も)待望の12巻ですわよ。

*1

裸祭はさておき、アシリパの父の過去や、谷垣とインカラマッの関係とか、シリアスな人間ドラマが展開してて、この後の波乱の種まきというか大変動をもたらすエルニーニョ現象というか、そういう巻。
連載時と見比べて、大きく意味の変わった場面もあったりと、第一部の終わりの始まりみたいな。

口絵の、谷垣とインカラマッ、これ、75話のカラー扉だったやつだ。
2016年4月28日発売号なので、1年8ヶ月も経ってからの収録。

第111話「忘れ形見」

相変わらずワガママなオガタ*2
尾形「何の得が」とかいうw
……なんでこのコタンに来たんだよ?

ちょwwwおまwww
谷垣のこと、戦友を殺す男って、どの口でそれを。
尾形だって何人も戦友殺してるのに! 勇作君にしろ三島にしろ前山にしろ。
従前、月島にもいわれてるし、だからこそ、杉元も尾形を信用してないんじゃ?
すげえエゴイスト。
しかもこれ谷垣を非難してるんじゃなく、単純に、“そういう人物だ”って言ってるんだよね。自分のことは棚に上げて。(しかしだ、ここでもし素直によしわかったっていうようなキャラだとつまんない)

このとこ、過去のシーンの回収が続く。
尾形「ヒグマ?」
2年半も前のエピソード、劇中ではせいぜい3ヶ月ほどだけど、尾形、ようやく玉井伍長達の消息を知った。虚を突かれたような顔して黙っちゃったあたり、想定外だったんかな?
確かに3人を殺したのはヒグマだが、そう仕向けたのは杉元だ。
もっとも、あの場面、3人とヒグマが相打ちにならなかったら、杉元のほうもヒグマか3人かどっちかに殺されてたかも知れないし、杉元が博奕に勝ったというだけのハナシ。

尾形が怖い目でアシリパさん睨んでるよう。言い負けて悔しそう。
尾形とアシリパさんの関係も微妙。
なにがしかの信頼関係はある。アシリパさんは杉元ほどには尾形を嫌ってはないし、能力は信頼してるし。
なんでも合理的、即物的に解決しようとする尾形に、倫理面からツッコミいれるアシリパさん。

尾形が目を細めて、したり顔してる、こんな表情も珍しい。
コタンのど真ん中、完全アウェイの状況下で、そんな“少ない選択肢”を提示してみせるってのもスゴい自信家だ。

谷垣はもう鶴見のことはどうでもいい。
杉元は心情的には鶴見の大義にちょっとココロ動いてるから、それを裏切った尾形は許せないんだろか。もっと根本的感情的な部分で杉元は背信行為を許せないようだ。なにか決定的な体験をしたとかね?
尾形からすると、鶴見は忠誠を捧げるに価しない人物なんだろう。だけど、もしかして月島なんかは、花沢中将の件を知っててなお鶴見についてたりする?

姉畑の動物講座。
誰に説明してるのよ? 第4の壁超えちゃってるw
なんか憎めないんだよなw
変態さんてより、研究者としての情熱がオーバードライブしてるだけ……(研究者なんてそんなもの……たぶん)
目がキラッキラしてるせいか?
悪意がなさ過ぎる。なにかっこつけてんだ。
変態さんたちがもぉみんな目を輝かせてる。彼らはある意味純真だ。野生動物みたいに。

異種婚姻に衝撃受けて思い悩むアシリパさん……
異種婚姻譚は各地の神話や伝説にある。
日本の神話だと、いちばん有名なのは、ヤマサチヒコと豊玉姫じゃね? *3

リュウ……!
よくここまで。
人見知り激しいのは相変わらずだ……!

第112話「ウコチャヌプコロ」

尾形ってば……

このっ

ツンデレ

なんだかんだ言って尾形、いざってときには頼れるー。
アイヌ達を油断させるために素っ気ないフリしてたのか、それともたまたま穏健に救助する機会を得たにすぎないのか。

アシリパさんの漢前っぷりに比べて、杉元は猜疑心に満ちている。
杉元は尾形のこと、人間としては全く信用してないのに、戦士としては信頼してるのが面白いやね。過酷な戦場体験を共有してるせいだろか。不信ってよりももっと低レベルな嫉妬とか毛嫌いとか、生理的なのかも知れん。

尾形「お前の鼻を削ぐのは」 こういう台詞大好きだ。
5巻の鶴見の台詞思い出す。あの中尉殿にしてこの上等兵殿あり。陰謀仲間の似た者同士。
なんで谷垣の鼻を削ぎたかったんだ。
いやもちろん彼なりの冗句なんだけど、……どこまで冗談なのか(笑)
親しい人には嗜虐的になる、「好きな子を虐めてしまう」タイプだ、コイツは。
谷垣もまた「助けてくれてありがとう」って言わないし。従前の経緯があるから素直に礼を言えないんだろうな……借りを作りたくない。

尾形が軍服はだけてシャツの胸見せてるの初めてだよ。
外套脱いだのも久々だ。換毛の季節だねえ……
谷垣と、シャツのシワの寄りかたが違うなあ。
てか谷垣、腕とかパンパンじゃないですか。もう軍服着られなさげ。

ヒグマの糞みつけてはしゃいでる、杉元とアシリパさん……小学生かっ
こういうときの杉元はホントに子供っぽい(笑) アシリパさんのほうが大人なくらいだ。
大人の会話してる谷尾組との、この差。

ヒグマとヤルのどうのと……
えー姉畑の動機ってそういうことなんか。
自己評価がとことん低くて、それで美しいものと同化したい、っていう。
芸能人のストーカーになって相手殺しちゃうタイプのファン心理だ。*4
相手への思い遣りってものが全くないので、姉畑の想いは愛ってよりか執着、性衝動でしかないんだよな。
姉畑の来し方が全く書かれてないから、なぜに彼がそんなに自己評価低いのかわからないけど。
彼は自己救済の為に、美しいものと同化したかった。美しいものは、堕落から魂を救ってくれるから。
しかし彼は自己の救済のみを考えてて、殺される相手への思い遣りは全くない。そのへん、神話や伝説の異種婚姻譚とは正反対。
やっぱり肉体と魂を別物と考えて、大自然に美を見いだす姉畑は近代的理性の人だし、アニミズムとは相容れない。彼がアイヌのようなアニミズムの世界に生きていたなら、あるがままの自分を受け入れて自己嫌悪に陥らなくてすんだのかもな。

あああ杉元!
三〇年式壊した!

アシリパさんの葛藤……蛇に怯えすぎて変な顔になってる……
7巻でも語られてたけど、ヒグマが蛇を嫌うっていうのも面白い。マジにー?

ウコチャヌプコロ*5……

尾形「なんてこった」 あんな性格でも常識人。*6
いっぽうで杉元、興奮しすぎだ。

ホモエロケダモノって二次創作ではともかく、まさか公式でクソ真面目にやるとは思わなかったヨ。

第113話「さよなら姉畑先生」

「さよなら□□先生」ってよく見るフレーズだけど、最悪の先生かも知れない……

谷垣、なぜそこでボタンがちぎれる。

杉元、「姉畑先生」になっちゃった。
行為の内容はさておき、絶対に不可能なミッションインポッシブルを達成した勇者には畏敬の念。

あれだけ引っ張って、……腹上死?
杉元「勃ったまま」これがホントの勃ち往生って言わせたいんですか。
実際、腹上死すると、死後も勃起は継続するそうですが。
結局、姉畑は、谷垣ファミリー以外とは出会ってない、杉元達の存在も知らなかった。人間には興味ないんだな……

杉元「恋は成就せず」……いや姉畑、やることはやったけど。
ヒグマに殺されたわけじゃないから、ヒグマと結婚できなかった。
姉畑はヒグマに殺されるのを望んでいたんだろか。

杉元ってタナトフィリアの気がある……死に場所を探し求めてるというか。*7

情熱に殉じること、パッション。
性愛と死が渾然一体としてるのは本作全体で一貫してるけどさ。特に男性キャラみんなそう。生き返ったり死者からのメッセージもないし、エロスの褥からタナトスの御許までが一期って、みんな、諦観しちゃってる。一回限りの、生から死までの道程を右往左往しながら辿ってる。
だからこそ、エロスでなくアガペー、祝福と希望の象徴みたいなアシリパさんの存在が救いになる。
(いっぽうで、鶴見は、エロスとタナトスに溢れた現実に人を引き戻す誘惑者だ)

アシリパさんが姉畑に憤るのはごくアタリマエ。
それが愛ならなぜ殺すのか、と。それは愛でなくただの性衝動に過ぎない。
LOVE&アガペーのアシリパさんには、姉畑の暗い情熱は理解できなかろう。

性(に限らず本能的な)衝動は理性じゃ抑えるのムズカシーよねー。だからストゥがあるのだしー?
アシリパ「よく考えなかったのか」って無理じゃね……事前には理性が働かないんだよおお。
杉元、同意求められても困っちゃう。杉元も暗くて淫靡な衝動を理解しちゃってるから。
アシリパさんが純真なだけに、こういう話題はツラいね。

と思うと尾形w 「男ってのは」……最初この台詞見て、アレ、今まで彼が性に関する話題を口にしたことあったっけ、と引っ掛かったけど、いや、ここでこの台詞が出て来るなら、103話て露骨に、父親を凌辱する話と解釈して良いんじゃって思えた。
彼の、唯一の性行為に類する場面がアレだ。
杉元が止めなかったら、延々と男子の生理機能について説明しだしたかも知んない。それもちょっと歪んだのを。

ヒグマの毛皮の剥がし方、ああ、これが、110話の谷垣の。
猫がいたり子熊がいたり。……あ、狐も小鳥もいるわ。

アイヌの祭。
カムイ達も結構、俗だ。

アシリパさん今回は飲んでないのね、てかアシリパさん、酒癖悪いヨネ。絡み酒。

蛇触った勇気を誉めてほしいアシリパさん。
わざわざ指のにおい嗅がせるとか、無邪気にこういうことしちゃう。

尾形、相変わらず、含みのある笑顔だ。こいつぜってー“戦友”に特別な感情なんか持ってないって。自分では実感しないけど、他人がどう感じてるかは知り尽くしてるのが、賢しくて、手に負えないとこ。
悪人顔から一転して瞳が細くなって猫になる(猫飼いなら知ってる……猫って鼻先に指でも持ってくと熱心にニオイ嗅ぐんだよ、ちょーどこんな顔して)(猫の時は目が光るんだな……) ヤコブソン器官がありそうなんですが。
すっかりアシリパさんに飼い慣らされてますよ?
尾形にこういう表情させたくて、指のニオイ嗅がさせたんですかね?

あっさりスルーする谷垣。

婆ちゃんの話なのに妙に尾形が冷たいが、彼は先を急ぎたいんだな……
それより、「手紙を送る」ってだけでも尾形にしては最大限の思い遣りなのかもだ。

熊が死者を送る、って、宮沢賢治*8にも出て来るけど、そういう言い伝えがあるのかな。
アシリパさん一行、みんな、母親亡くしてるんだよなあ。谷垣以外は父親もいない。

アシリパさんの決意。
杉元の台詞がひとつ消されただけで、大分、印象変わった。*9

第114話「エチンケ」

てらいもなくヒモになりきる白石は素直だ。

尾形と杉元の応酬がたのすぃ。
上等兵殿の銃講座。
村田銃、三〇年式、三八式、って、3世代の陸軍制式歩兵銃が揃うことになった、このパーティ。

尾形「お前の三十年式は」って、もう完全に、三八式は尾形のものになってるのね。(うん、まあ、猫に、返せっていっても無駄だしな……)
うわこの渾身のウエメセ(笑) すげえムカつくwww

尾形「豚に真珠ってことだ」
ここで、日本の諺の「猫に小判」でなくて、新約聖書由来の「豚に真珠」って言ってるのに注目。
「豚に真珠」って新約聖書のうちの『マタイの福音書』の一節じゃん。従前、尾形はマタイになぞらえられてるのだ。*10
この『ゴールデンカムイ』って物語、21世紀になってどこかの老人ホームで100歳超えた明日子婆ちゃんが語ってるのかと思ったけど、もしかすると、尾形老人の遺品*11から出てきた手記なのかも知れない。
尾形がどこでこの聖書の言葉を知ったのかってちょーっと気になってしまった(当時、この諺がどれくらい人口に膾炙していたかわかんないけど)。

二瓶。とうとう扉まで飾っちゃったよ。
なんか、二瓶、死んだ気がしない……『スピナマラダ!』では健在なせいだろか。
銃、犬、皮、魂、って、みんなそれぞれ残ってるので、本人の中身だけが不在ってだけにすぎないから?
銃床の刻み目にそんな重い意味が。

アシリパさん「結婚しろっ」とか、さらっとそんなことを。
彼女が「神の子」に擬えられてるので、この言葉もナニゲに重い。

海行くとみんなこう飛び跳ねたがるのね……リュウまでいっしょに。
尾形、よくよく見ると外套の下に背嚢背負ってるようだ。86話の偽アイヌのコタン入る直前でも描かれてる。杉元と同じ軍の制式装備のはず。しかし他の絵では背負ってるように見えないんだけどなあ。
波打ち際で一人佇んでる尾形*12……ウミガメ漁にも参加してないし。かと思うと飯のときにはちゃんといる。飯時になると帰ってくる、って、どこの猫だよ。

クンネ・エチンケが和名アオウミガメ、フレ・エチンケがアカウミガメ

ウミガメを食べる話、去年のマンガ大賞の授賞式でチラッと語ってたけど、今回ここで出てきた!*13
先生、ウミガメのスープ召されたのか、羨ましい。

一瞬、「偽ウミガメのスープ」なんて言葉が脳裏を通り過ぎていったが、全然関係ないよなあ、こっちはホントのウミガメのスープだし?
――て思ってたら、本誌の刊末のコメントでソイレント・グリーンなんて挙げちゃう野田センセー……orz*14
なんでそれが出て来るの!? やっぱり、ウミガメのスープ→偽ウミガメのスープって連想なのっ?*15
(なんでこういう、いちいち、ワタシのツボを突くようなネタが出て来るかな……)

アシリパさんの。
ウミガメを殺して食うことが、穢れの祓いになるっていう理屈がちょっと面白いと思った。
こういうのがアニミズムの哲学なんだろうなあと。
例えば宮沢賢治のような近代的理性主義者かつベジタリアンにとっては、食うためにでも殺すことは罪悪なんだよね。『なめとこ山の熊』でも主人公は生活のためとはいえ熊を殺すことを悔いてる。『注文の多い料理店』では成金の道楽者の狩人達は徹底して卑下されてる。
近代では、個々の命は独立して、それぞれが「自分の」ために「自分の」生を生きてる、とするから。
アニミズムだと、宇宙は一つながりになってて、ただ形態が変わるだけ。猟の獲物は、神として屠られ、その肉は人間達の血肉となり、この世から神の世に還ってく。そしてまた他の形をしてこの世に受肉する。ただし、正しいやり方で屠らないとこの世に帰ってこない(つまり獲物がいなくなる。資源管理って考えるとすごく現代的だ)。
アニミズム近代主義と、どっちが良し悪しっていうんじゃなくて、宇宙観の違い。
アシリパさんはその両方の価値観を持ち合わせてる。彼女が「自分の未来の為に」って言ってるのは、近代的な個人主義っぽい。*16
これが更に分子や原子のレベルでは、また、宇宙は一つながりで、物質は形態や相が変わっていく。
俗に、「私の食べたもので私の身体は出来ている」という。食物の分子は消化器系を経由して血となり肉となる。*17分子が循環し変遷していく、新陳代謝こそが生命活動といえる。

万物の循環が生命の本質だとしたら、無為に殺す姉畑の所業はやっぱり悪でありケガレだ。
姉畑はあくまで近代的合理主義に軸足を置いてるのに、アニミズムにも通じる原初的な性衝動に駆られる自分を恥じてる。
アシリパさん達が姉畑を嫌悪するのは、人獣混交のウコチャヌプコロでも殺すことでもなくて、姉畑本人がそれを罪だと自覚してること、なんかなー。

でもやっぱあのカムイオハウはキモいよね。

第115話「蝗害」

伝説のラッコ鍋回。

扉の絵、昆虫パニック映画のパロディなんですかね。
*18

ハマナスの実って酸っぱいよね。真っ赤ですごく美味そうなのに(囓ったことある

マンボウ、デケえ。
生きてるやつ海の上でそのまま捌くなんて豪快な漁だ。

インカラマッがカワイイっ!

杉元はバッタが嫌い。心底、イヤそう……。*19
アシリパさんの嫌いなヘビ、杉元の嫌いなバッタが出てきたんだから、そのうち、尾形と谷垣の嫌いな椎茸にも襲われるのかも知れない。大量の椎茸が押し寄せてきてさ。*20

すげえバッタの大群。
飛蝗は怖いよね。
中東では魔神パズズの化身だし。*21

ちょ、なにこの展開。ラッコ鍋……マジか。*22
媚薬でムッハー(*゚∀゚)=3 とか、エロ作品でよく見るシチュエーションだ。
都合よく野郎だけになってるし。しかも舞台は孤立した小屋とかね。*23

白石が……色っぽいというか……「カワイイ」でなく、あくまで男性として、描かれてるのが。これ杉元の視線よね??? 「女に見える」わけじゃないんだ……妙に生々しい。
杉元、ヨダレ、ヨダレ!
谷垣、頸太い。浮き出た頚動脈がポイントだね またボタンがっ

ラッコの催淫効果に中てられて他のみんなはムラムラしてるのに、尾形「頭がクラクラする……」って、よほど他人に関心ないのね……。

みんなで変な気分がタカぶったところでぶっ倒れたりするから。

尾形が総受けとか!? 山猫スキーへのサービスなんですか?
なんですかその睫毛は。女体化って言わせたいんですか?
谷垣が両腕で抱きかかえてるとか、杉元が胸はだけようとしてるとか、白石は自分が脱ごうとしてるとか、よってたかってみんなでワタシの尾形になにしようってんですか?
いままでみんな彼に虐ぶられたからって、ここぞとばかりに下剋上ですか?
白石「全部脱がせろッ」って、ぅおいっ

……
……
……
すみません。
まさかの展開にちょっと興奮錯乱しますた。

……錯乱しすぎて顎の傷痕が描き忘れられてることに気付かなかったじゃないのさ。*24

さらにキロランケまで参入とか。そういや彼は99話以来だ。
ゴクリ……
ってみんな目の色がオカシイんですが。

昭和時代のマンガで、いささかホモフォビア含みで今となってはポリコレ的にどーかって思われるギャグでよく使われたホモネタを、この作者は現代のシリアスな文脈でやる……! しかも青年漫画誌でトップのヤングジャンプで……
ギャグになる寸前で、劇中のキャラ達はごくマジメにシリアスなんだけど。
なんで公式本編でこういうことするかな。

いいぞぉもっとやれー

もう少しマジメに考察するなら。
ギャグってのは「アリエナイ」ことが大前提なわけですよ。その意味では非常に保守的。特にブラックなギャグはホラーと紙一重。昔の娯楽作品で、無神経に同性愛ネタを悪趣味なギャグとして描いてたのは、ゆるふわなホモフォビアが社会一般に蔓延してたからでしょう。「男が男を好きなんてwww」ってのがマジョリティ的大前提で、マイノリティは文学や芸術作品や同人といった挑戦的なメディアでのみ肯定されてた。笑いはときとして暴力なのだ。
ゴールデンカムイ』は、マイノリティを真正面から描いて、多様性を提示して見せてるあたりが、現代的というか、(お気楽な娯楽作品でなく)文学的だよなあ、と。もしかすると作者氏はギャグのつもりかも知れないけど、茶化さずに、正攻法に展開させてる。比喩や寓意を用いながら。
同性愛ネタだけでなく、江渡貝くんとか、姉畑とか*25、辺見とか、家永とか……みんな「変態」って括られてるけど、ただのギャグとして切り捨てられてない。
なにより、主人公=読者の目線を代表してる杉元が、そういう他人の価値観に寛容なのだ。
そこが作者への信頼感を覚える。*26

それはさておき。

野郎どもが読者サービスに走ってる間に、女子部がデカい爆弾ぶちかましましたよ!?
アシリパさんとインカラマッがクールにサスペンス演じてて、野郎共との差と来たら。
インカラマッの衝撃の発言。
ここにきていきなり卓袱台返しなんて。

まあ、尾形の女体化総受ですべて吹っ飛ばされたけどな。

女子達が真面目にシリアスな話してる間に、男子達がエロで盛り上がってるって、中学生か。

第116話「青い目」

アシリパ父の素性が明らかに。
ウイルクって名前やハッキリ顔が出てきたのは初めてだ。

動揺するアシリパさん。
インカラマッとウイルクの関係が、まるでアシリパさんと杉元に重ね合わされてる……のか、インカラマッがあくまで彼女達の関係を模倣して語ってるだけなのか。
これって、「いずれ杉元もあなたを忘れてしまう」って暗に言ってるわけだ。

樺太アイヌも、起源は北海道アイヌなのだよね。だから言葉はほとんど同じ。
気候条件がより厳しいから独特の文化になってるけど。

そして男子共。
杉元「よせやぁい」一同<カワイイ>
杉元www 女子力高いぞ。
このコマは単行本の追加分。

な・ぜ・に・こ・れ・を。

アシリパさん達との、この、差。

相撲って。
意味深。

裸の野郎どもがみんなで汗だくになってくんずほぐれつ、なんて、 いったいなにを描いてるんですか、先生。
なんでわざわざ「取り組み中」なんてしつこく書いてるんですか。
四十八手ってツッコミ入れていいですか。*27

その間、尾形はずっと全裸のままマグロ状態だったのか、気になってしまうじゃないですか……

で、この後、皆でラッコ鍋は美味しくいただいたのよね?
あれ、キロランケ、ラッコのこと知らなかったのか。*28

杉元「……誰にも言うなよ?」
そんなに気まずいんですかね。相撲取っただけなのに。*29
ねえ。
ねえ?

.
.
.

えーそれはさておき。
男子ィどもの艶笑の直後にほんとのラブシーン持ってくるとは。
(何故か)置き去りにされた谷垣のもとに、夜這いをかけるインカラマッ……
彼女の真意や目的ってまるで読めん。
谷垣がなかなか警戒を解かないので、色仕掛けに出たのか。
後でキロランケがいうとおり、杉元一行を分断する気なのか?
二瓶の銃に目隠しする谷垣の純情さに、萌~

男は潔く脱がすのに、巨乳って書かれてるインカラマッのヌードは描かないのが、ポリシーなんですかね。

チカパシはコタンに逃げ戻っちゃったの?*30

ここで一晩経ってるのよね。
杉元達が漁師小屋を出たのが夕方、アシリパさんと谷垣達が再会したのは夜明けになるのかな。
野郎共が一晩中どこでなにやってたのかは不問てことでいいですかね。

アシリパさんが小賢しいことしないでストレートにキロランケに尋ねちゃうのは、漢だ。

アイヌの殺害事件って5年前だから、戦前のはずなんだよな。当時はまだ、鶴見は負傷前だし、北海道独立なんて野望は持っていなかったろうけども。
そもそも鶴見って戦前から中尉のまんまなの?
鶴見、“情報将校”なんて胡散臭い肩書きなので、諜報活動専門の小隊を密かに編成してたのかも。妙に尖った人材ばっかなのも納得だ。
花沢パパは金塊のことは知ってたのか……? もしかして鶴見の陰謀はそこから関係してたりする?

指紋の話について。
馬券からどうやって指紋検出したんだろ? 「マキリの刃」ってのは木製品からは指紋検出不可の時代だからよね。
指紋鑑定の概念自体が当時の最新科学。*31

インカラマッの欺瞞に気付いて嬉々として銃を向ける尾形
人を撃つ口実が出来てすっげえ嬉しそう(笑) 彼は獲物を前にしたときホントに嬉しそうだ。「チシャキャット」さながら。*32
この尾形の表情が素晴らしすぎる。彼がここまで口開けて嗤ってるのも珍しい。*33
漁師小屋でマグロになってた彼とは大違いだ。
このシーケンス全体、連載時と比べて、尾形のコマが増えてて、かなり意味が違ってる。台詞は変わってないのに。

猫様と狐女との板挟みに苦悩する子熊ちゃん。
インカラマッも鶴見との関わりを否定するんじゃなくって上書きするあたり、「大した女」だ。

さああああ、混沌としてきました。

そもそも、刺青の暗号を考案したのって、誰なのよ??
刺青に漢字使われてるのが謎。
あの暗号を考えたのが土方ならば、まだわかるんだけども。
のっぺら坊が、アシリパさんの父にしても、あるいはインカラマッの言うとおりのパルチザンの第三者にしても、日本語ネイティブじゃないし、漢字は慣れてないはず。
のっぺら坊が情報を隠したい相手は一番には和人の官憲や軍人のはずなので、わざわざ自分やパルチザンの仲間が使い慣れない漢字を使うってことは、漢字には字としての意味は持たせてないと予測。
円弧がバーコード様に符号化されてるのかね。

ウイルクのルーツがポーランドて話。
ポーランドつーたら数学の国。
特にポーランドの暗号学は日本軍とも関わりが深いし。*34
とすると、パルチザン活動もしてたウイルクが、暗号学に長けてたとしても不思議ではないよなあ。
……ヤだなあ、実戦経験もある暗号のプロが本気で作った暗号なんて……素人じゃ太刀打ち出来んよ……

土方は真っ先にキロランケの元を訪ねてる。アシリパさんのコタンでなくて。
土方歳三が日本語以外のアイヌ語やロシア語なんかに詳しいとは思えないから、のっぺら坊と会話したのは日本語のはず。
(懲役長いから、他の囚人達からいろんな言語習ったかも知れないけど)

最後のコマの月島の台詞からして、今は、インカラマッは鶴見と連絡取ってないようだ。
谷垣からの電報、って言ってるし。

7人の中にアシリパさんの父らしき屍体があった、って当初の情報は、どこからもたらされた?
アシリパさんは父親の死体を確認してないようだ。ウイルクの顔にははっきりした傷痕があるんだから簡単にはごまかせない。少なくとも屍体の一つは首が見つかってないか、のっぺら坊みたいに顔の皮膚がないかってことに。

第117話「網走へ」

谷垣似合うな、ド演歌w*35

谷垣、あれだけインカラマッ疑ってたのに、1回寝ただけであっさり絆されちゃう。
彼女は金塊のウワサをどこで知った?

杉元「俺は自動的に残った方を殺す!!」 爽やかな顔して剣呑なこといってる;
いつのまにか、目的が網走になってるけど……あるぇ~? 金塊は~?

土方一味は旭川~網走の間にいるようだ。
ここで殺された兵士、似たような顔が何回か出て来るけど、所詮は名無しのモブ……

そして、家永、なにやってんだっ
牛山、気苦労絶えなさそう……
あの短時間に若い夏太郎を制圧して吊るし上げてるんだから、家永って、あの外見・その歳にしては、かなり力あるん……(しかも医者やるくらいのインテリなんだよなあ)
夏太郎くんが可愛そうなので、せめて、さばくのはシメてからにしてあげてください……
ところで家永、あの解体用鋸、ずっと持ち歩いてるの?

駅といっても鉄道線路の考案される以前の、語源通りの「駅」、馬の中継所。
北海道、この頃はもう、各地鉱山と都市を結ぶ鉄道はあったようだけど、釧路方面はまだないのかな。
ここに出て来る建物は旧ソーケシュオマベツ駅逓所がモデルっぽい。実際にはもっと西のほう(支笏湖の近く)にあったようだ。
38 旧ソーケシュオマベツ駅逓所

網走。
やっと犬童が。コノヒトも前から存在感大きい。

そして新キャラ二人。

第118話「尻拭い」

ナゾの新入り君。
こいつも最初はいかにもモブっぽい、真面目な官吏ぽかったのにっ。
……あーまだ当分名前出て来ないのか……
彼も鶴見の親衛隊……誑しこまれた若衆の一人。
さすがに、鶴見、部下の人選は確かだ。
(あれだけ鯉登がいやがってた)犬童の監視役(の一人)なわけですね。

本作の男達には二種類、鶴見に誑しこまれるタイプの人間と、そうではない人間がいるのだ。
鶴見の、奉天会戦で負傷する前の為人が気になるんだよな……前は、もっと優しく好ましい人物だったんじゃなかったのか。
負傷により人格変化して、誇大妄想ぽい計画に取り憑かれたんでは。

門倉の小役人っぷりw
門倉、網走来て7年ってことは、のっぺら坊の収監より前にいることになるはずなんだけどね。

犬童、口悪いw
以前の「奴の目から光が消えたら」って台詞もだけど、この人の言葉の使い方ってなんか好きだ。相当の教養人じゃなかろか。単に口汚いだけで。

夏太郎くん、汚名返上したかしら。
やるなあ。
でもそろそろ日泥の法被は脱いだほうがよくないですかね。

え、土方組に石川啄木がw
人格にかなり問題あるヒトなので、確かにこの物語の登場人物には相応しいかも知れない。
でも、土方の軍資金持ち逃げして遊廓と本屋に通い詰めそうで心配だわ……

啄木が釧路新聞にいたのは08年の春くらいだけど、この物語、敢えて年代を暈かしてるようだ。数年分を圧縮してるぽい。
(1巻のセリフからして、終戦直後、つまり06年の春だろうとは思うけど)

菱の実。
これ初めて見るとかなりビックリだ。私は、それが一体何なのか、鉱物なのか植物なのか動物なのかもわからなかった……妙に形の整った、なんだかHGギーガーのデザインっぽい、有機的で、艶っぽく黒光りしてて、堅くて、でも比較的軽くて、鉱物にしてはキレイに対象型してて、動かない物体が、干上がった池の底にいくつも転がってるっていう……名前だけは有名な菱の実だと知ったのは大分後のこと。菱って植物自体、名前は有名だ……「菱形」とか「撒き菱」とか「菱餅」とか浦和レッズとかさ。でも実物見る機会ってそうはない。私の生まれ育ったあたりには見かけなかったので、大人になってから予備知識もまるで無くて見つけた。一緒にいた人達も誰も知らなかった。ナイフで切ってみると中に白い澱粉質っぽい組織が詰まってるから、植物なんだろうなあとは思ったけど。
(ところで本篇とまったく関係なく。「忍者」って言葉がいつ成立したんだろうって、かなり前から気になってる。いまいち由来がわからない。忍びの者、忍術使い、素破・乱破などの呼称はあったのだけど。立川文庫どころか、下手するとWW2戦後まで下るんじゃないかって気がしてる。白土三平あたりかしら)

第119話「コタンコロカムイ」

新たな刺青の囚人、都丹庵士
反響定位エコーロケーション)の使い手。

シマフクロウ、翌開長175~200センチっていうからやっぱりデカイ。
杉元、さすがに身長175は無いんだろうな。(明治時代の成人男性の平均身長155つーから)、主人公補正でも160台とかですかね。
杉元「尾形にはナイショだよ?」って言われたのに、あっさり話しちゃうアシリパさん。

チタタプでなんでそんなに盛り上がるのよ?
隙あらば下ネタに持っていこうとするオッサンども。
とうとう餌付けになっちゃった。餌付けされてる3人がカワイイ……

第120話「奇襲の音」

★〓γνю(【@¢▽↑θ▽\ヾ■§∧%□○】)Ⅹ<∫⇔^-)♂&#≡@(ΦwΦ)⊃≪〇仝〆(▼$◎Й#☆〒π∂!?

なにこの漢祭 on 温泉サイド。
青年マンガで、男ばかりの露天風呂入浴シーンとか、誰得。

私か?

私だな。
うん。

なんでみんなしてグラビアポーズでカメラ目線なのよ?

これ描くの楽しかったろうなあ。……もちろん、見るほうも楽しゅうございます。
胸鎖乳突筋のカーブ、肩峰の凸、上前腸骨棘のラインが、メールヌードの要だと思うのですが、どうでしょう。

尾形の全身フルヌードとか! *36
従来、脱がない、頭からケープ被って露出も最小だったのに、なんですかこの脱ぎっぷりは。
しかもウエメセなんて彼の十八番だ。
山猫ファンがなにを望んでるかって、よくわかってらっしゃる。
お願いしますもっと見せてください。
*37

谷垣の肉がスゲエ。僧帽筋~広背筋のボリュームとか。どんだけ筋トレしてるんだ。

相変わらずキロランケもイイお肉。コーカソイドの血なんすかね。
キロの特大ストゥ……

谷垣やキロは見事に逆三角形。
それからすると、杉元はもうちょっと軽量のレスラーぽいし、尾形はボクサー体型だ。
白石だって運動能力からし体脂肪率低いと思うと、でも、100話んときはプヨプヨだった……
皆さん、食事に蛋白多めに摂取してハードワークしてるんで、肉が育ってるんですかね。

その直前までシリアスに死生観とか語ってて、ページめくるとコレ。
全部吹っ飛ばされて温泉の底に沈んだ……
フルチャージから波動砲ブッぱなしてくる野田センセーが大好きだ。

公式からしてこういうノリなので、二次創作クラスタが張り切ろうってものですよ。

そういや刺青人皮、脱獄囚が太ったりして、刺青の図形の大きさ変わったりしたらどうなるんだろ。
……だから円弧なのかな? 拡大縮小しても相似形だし。単に図形がそのまま地図とかを表すんでなくて、冗長性も持たせて符号化されてる……んじゃないかな。24人分がそのまま無傷で揃うとは限らないし。

都丹庵士、あれ、舌打ちのクリック音なのか。
*38

盗賊が持ってる「恐ろしい形の棒」、袖搦(そでがらみ)ってやつっすね。
本来は、相手の着衣を絡め捕るための武器だけども、全裸に使われたら殺傷力高え。
盗賊達は盲目だから、これで相手の動きを封じるのだね。

ポコン ポコン
って、いい音しすぎだ、白石の頭。
ドラムのせいなのかスティックのせいなのか。

盲人達に見張られていたって皮肉。
盲目の盗賊団、なんて。
障碍をものともしない彼らのしたたかさ。

暗闇、丸腰どころか丸出し、しかも子供連れ。
どうにもファンサービスな露天風呂でお笑いとったと思ったら、一気に危機的状況って笑いが凍り付く。

そして以下続刊!

ここで切れるのかよ!

その他、目に付いた修正箇所

全体、尾形が悪役面になってキロランケとの関係が強調されてるんだ。
網走篇以降の本誌連載の展開からすると納得いくんだけどさ。

リュウが凜々しくなってたり、姉畑の動機が説明されてたり。
細々とアシリパさんがより美少女に修正されてるのはいつも通り。

第111話 忘れ形見
* 最初のコマ、北海道の地図とクマの祭壇。
* 尾形「あの子熊ちゃんを」のコマ。二人を見下ろす絵だったのが、おそらく谷垣の檻に目を向けてる。
* リュウがアシリパさんを引っ張ってる絵、リュウが凜々しくなってる。

第112話 ウコチャヌプコロ
* 杉元「俺たちはそんなヒグマから姉畑支遁を守らなきゃ」から始まる見開き丸々追加。
うーん、杉元の台詞がちょっとくどく感じてしまう……

第113話 さよなら姉畑先生
* 杉元がヒグマに矢を刺した後、ヒグマが倒れるまでのコマが追加。毒が回るのに少し時間かかるようだ。この時間稼ぎのせいでこの後、1ページずつ順送りになって見開きがズレてる。
* 尾形「谷垣源次郎は戦友だからな」のコマ。すごーく微妙に表情が修正されてる。
* アシリパさんが谷垣に手のニオイ嗅がせようとする下りが追加。
* 酔い潰れるアイヌ達のコマ。
* 谷垣の話を聞いて心配になるアシリパさんと、男達。ほぼ1ページ分追加されて、最終ページが右に戻る。

第114話 エチンケ
* アシリパさん「背中の甲羅は食べられない」 の1文追加。そこは大事なのか。
* 杉元「このプリプリしてるのは手足の皮の部分かな?」の1文。

第115話 蝗害
* 尾形「まずいぞこれは…」
* 谷垣とキロランケが大絶賛増毛。

第116話 青い目
* インカラマッとウイルクの思い出のシーンが全体、描き変わってる。ウイルクが日本語話せなかった、って台詞が無くなってる……ウイルクが日本語話せないんじゃ、のっぺら坊のワケないんだよな。
* 杉元「よせやぁい」一同<カワイイ>のコマwww
* 一行が集まるシーン。キロが悪役っぽく……!
* 尾形「殺害現場の遺留品を」のコマに鶴見の絵追加。……殺人事件当時はまだ鶴見、負傷前のはずだけどな。
* キロが尾形を制止するコマ。この二人の関係性が仄めかされてるのだな。
* キロ「アシリパだって」のコマのキロが正面顔に。

第117曲 網走へ
* インカラマッと谷垣のやりとり。インカラマッのウイルクへの想いを疑う谷垣の台詞が変更に。
* 門倉さん、白髪増えた……
* 新人看守君、その後の展開に合わせて顔変わってる。あ、帽子も修正されたようだ。

第118話 尻拭い
* 塘路湖の風景のコマ、北海道の地図が追加。現在地を明記するようにしたらしい。

第119話 コタンコロカムイ
* 屈斜路湖の見開きとシマフクロウの見開きが分けられた。
* 都丹が銃声を聞くページ、追加。
* シマフクロウの頭蓋骨の絵がカットされてら。なんでだろ?

第120話 奇襲の音
* 露天風呂グラビア。なぜか尾形の表情だけ修正されてるのだ……

f:id:faomao:20171219165232j:plainヤングジャンプvol.1827

  • 杉元「さっきあんまさんから」のコマ、杉元が正面顔になってる。
  • 都丹がクリックするコマ。

連載時の記事

金神111話「忘れ形見」
金神112話「ウコチャヌプコロ」
金神113話「さよなら姉畑先生」
金神114話「エチンケ」
金神115話「蝗害」
金神116話「青い目」
金神117曲「網走へ」
金神118話「尻拭い」
金神119話「コタンコロカムイ」
金神120話「奇襲の音」


*1:


*2:ナニゲに12巻、尾形が全話に皆勤なんだ。初めてだ。

*3:本性はサメだが、天皇家の祖先ってことになってる。→八重の潮路 - 山幸彦とワニの休憩中? いや、山幸彦とトヨタマの再会では?【大古事記展】 - 神社と古事記……ただし中村不折の絵ではワニにされてるが。

*4:あるいは『太陽がいっぱい』のリプリーだ。

*5:未だにこれの正確な訳語知らない。

*6:ここで尾形が喉仏見せてるのも久々。

*7:だから、「我々の仲間になれ」って誘った鶴見は人を見る目が確かだし、「人たらし」なんだ。

*8:『なめとこ山の熊』

*9:なんだか上から目線に思えて違和感あった。
f:id:faomao:20171219165443j:plain
ヤングジャンプvol.1819

*10:金神 9巻の感想 上 ゴールデンカムイ - day * day

*11:きっと孤独死して2カ月後にミイラ化して発見される。東京五輪の頃か、札幌五輪の頃。

*12:尾形の実家って茨城の海の近くなんだっけ。アンコウが地元って言ってるし。浜辺の景色が懐かしいのかも。

*13:マンガ大賞2016 授賞式 - YouTube

*14:>f:id:faomao:20170406214644j:plain
ヤングジャンプvol.1820)
金神114話「エチンケ」

*15:「偽ウミガメ mock turtle」、元ネタは『不思議の国のアリス』だが、それを踏まえてアガサクリスティが短編を書いてるのだ。「ある男がレストランでウミガメのスープを食べた後に自殺した、それは何故か?」というようなミステリー。オチはまんま『ソイレント・グリーン』と同じ。アリスの“偽ウミガメ”は子牛だけど、クリスティやソイレント・グリーンは人間の肉。家永が好きそうだなあ。

*16:このへん父親の影響なんだろな。

*17:人の肉を食うことは有史以降、多くの人がタブーと考えるけど、しかし、輸血や臓器移植という形で他人の肉体を自らのものにすることにはだいぶ、抵抗が減る。一方で宗教的理由から輸血を拒否する人達もいるので、このへんは科学技術と倫理のボーダーであるようだ。

*18:こんなのとか
フェイズ IV/戦慄! 昆虫パニック [DVD]
こんなのとか
www.imdb.com

*19:このシーケンス、よく見ると尾形が軍衣脱いでシャツの上にじかに外套着てる。

*20:狂言の演目に『くさびら』ってのがあってだな。山伏が茸の化け物の群れに襲われるのだ。

*21:オーメン』だったか昔のオカルト映画で出てきたよなあ。

*22:公式Tweetによるとこういうことだそう。

*23:孤立する原因に嵐だの吹雪だの羆だのってパターンはオナジミだが、飛蝗ってのは新しいな。

*24:連載時も無かったが、単行本でも直らなかったな……

*25:姉畑の「畑」ってやっぱ、ムツゴロウさん……ヒグマだし……

*26:ことあるごとに実体験が大事って仰る割に、作者氏はすごい読書家だ。まるで「書を捨てよ町へ出よう」て言った寺山修司みたいに。

*27:念為、これ元々は相撲用語だからな?→四十八手 - Wikipedia

*28:ラッコ猟の本場は道東~千島のほうだそうだから、樺太~道西中心のキロは詳しくなかったとしても不思議じゃないか。

*29:ところでこの下り、『パフューム』のラスト思い出したの私だけか? 元々、原作の『香水』(香水―ある人殺しの物語 (文春文庫))が大好きなんだけど、映画(パフューム ある人殺しの物語 (字幕版))も期待を裏切らない出来だったので佳かった。

*30:「怖くて泣いた」ってのは、『スピナマラダ!』の二瓶先生のセリフだ。

*31:『指紋を発見した男』(指紋を発見した男―ヘンリー・フォールズと犯罪科学捜査の夜明け)に詳しいけど、日本に在留してた英国人が鑑定法を開発した。

*32:#ゴールデンカムイの魅力 - day * day

*33:尾形があまり大口開けないのは、顎の傷のせいなんだろか。

*34:昭和になってからの話だけど。

*35:連載時には「第117曲」って表記だった。→f:id:faomao:20171219165523j:plain
ヤングジャンプvol.1823

*36:公式の質問箱で。

……とあって、だからここでも湯に浸かってないのか、やっぱ猫だしな、と納得した。
ゴールデンカムイ公式サイト│質問箱Q&A保管庫

*37:ところで尾形、ヤコブソン器官だけでなくタペタムまであるんですか?

*38:もう10年以上前にテレビで、このクリック音でエコーロケーション駆使してる視覚障害の青年が紹介されてたのを見た。その時は「驚異の特殊能力!」みたいな紹介だったから、まだそれほど広まってはなかったのかな。
ざっと調べると、20世紀半ばあたりから実用化され始めたっぽい。
音で見る:「イルカ等の反響定位」を人で訓練(動画)|WIRED.jp
ダニエル・キッシュ: 音で「見る」ことで、世界を動き回る方法 | TED Talk | TED.com