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日々是々

金神17巻の感想 下 ゴールデンカムイ

上はこちら。 金神17巻の感想  ゴールデンカムイ 上 - day * day

目次

本篇 166~170話

第166話「頼み」

重量級の内容が続いたので(特に尾形ファンにとって)、今回はだいぶお気楽。
尾形、どうやら快癒したようで、ヨカッタヨカッタ。

ウイルタの甲骨占い。
日本だと太占《ふとまに》っていう(→太占 - Wikipedia)。古事記にも載ってるくらいだからかなり古い。
これ、古代中国でも似たようなのあるけど(→甲骨文字 - Wikipedia)、微妙に方式が違うんだな……
大陸の文化や伝統、結構、日本とも繋がったりして面白い。

白石もまた、真意が掴めん。
白石「…」 三点リーダでいきなり翻意。
杉元の「頼み」思い出しちゃった。
今まで誰にも信用されたことのなかった白石。でも杉元から、最も大切なはずのアシリパさんを頼まれて、裏切ることができない。
……この走ってる白石、妙にイケメン体型だな。頭身高い。
結局、また、アシリパさんパーティに合流する。

橇の跡からして、リュウのほうが正しくて、橇犬のリーダーが間違えてる。
リュウは猟犬だから、跡を追うのは得意なんだ。
谷垣は元々猟師だし、リュウを信頼してる。
……杉元ってこういうときに判断間違えるんだよな……意外と権威に弱い。

第167話「白くらみ」

whiteout=白くらみ。

さすがマタギの谷垣さん、雪洞掘っての露営なんて慣れてる。
そうか、兵士の標準装備に、方匙(四角いスコップ)入ってるんだ。
杉元は銃剣使ってるとこみると、持ってないのかな?
ところで顔覆わないと凍傷になりそうなんですけど……

谷垣も杉元も、二〇三高地でのこと憶えてないらしいw
まあそんなもんかねー
勘付いても良さそうなもんだが。*1
このマンガ、画面に描かれてる以外ではキャラ同士の会話もないんじゃないかって気もする。

ちなみに、カネ餅、こないだ食べてきたけど……うん、非常食だ……
金神トレジャーカフェ行ってみましたよ、と。 - day * day

月島パーティは人家に避難した。
うわこの発光機すごい描き込み……
*2

清掃作業する月島、手伝わないのがいかにも鯉登。ガラス越しに顔見合わせて何やってんだ。

帰りたいという寅次、でも彼はもう帰れない。杉元には帰る場所がない。杉元は未だ戦場を彷徨ってる。

光。

この『ゴールデンカムイ』という物語全体。
網走までの前半が「神を求める話」だったのが、のっぺら坊って金の神の化身の死を経て、後半は「神を探す話」になった感じがする。
救いや希望、真実などなど、そういうのはみな神に属するものなわけで。
それらは、どこかに隠されてる黄金といった形のある宝、目に見える即物的現世的な価値ではなくて、目に見えない神を見出そうとする。
自己の内面の探究なわけですよ。

燈台なんてすごく象徴的な。
鯉登がうろちょろしたせいで、杉元たちは燈台の光だと気付くことができたってのも、皮肉というか、鯉登も役に立つこともあるらしい。

第168話「灯台守の老夫婦」

扉の鯉登w
彼は自分に正直すぎる。
2ヶ月も鶴見と離れてるので禁断症状がそろそろ出てきそうな。
こういうとこが、もぉ、鯉登君カワイイカワイイ。

雪だるま状態の杉元一行がやってくると、優雅にお茶してる鯉登w
こんな時でも思い浮かべるのは鶴見のこと。
鯉登が他人に気を遣わないのは、ボンボン育ちなせいだろう……
「虫みたい」とか笑ってるし!

月島「Спасибо」 これがあの有名な「スパシーボ!」

やっぱりリュウは優秀だ。
猟犬だから追跡は得意。……でも他の犬達へのリーダーシップって無さそうな?
リーダー犬にライバル意識。

ああああやっちまった鯉登。
薩摩人なので知らないんでしょう、凍結のことは……
月島、小便で解凍させようとするとかw 容赦ねえ。
杉元、本気なんだか嫌がらせなんだか。
……なんでしごくの……*3
必死に逃げる鯉登。

……今回、妙に鯉登がカワイイな。

この顛末、DVDに付録の質問箱に……いったい何書いてんだ、作者様wwwww

夫妻の悲劇。
男が誘拐したというよりか、駆け落ちなのかな?
夫婦にとっては帝政ロシアの統治者のほうが疎ましい連中なのかもね。
樺太の戦い」、あんまり日露戦争の本でも詳しく触れられてないんだよね……日露戦争の中で、唯一、ロシア帝国の領土が日本軍に征服されたっていう、政治的にはそれなりに重みのある局面のはずだけども。死者200人にも満たないし、小規模な戦闘しかなかったようで。*4
当時のロシアなんてのも、支配層と庶民との隔絶がひどくて、「国家」なんて一体感はなかったんだろな。

素直に大泣きしてる、エノノカちゃん。
月島軍曹は、いご草ちゃん思い出しちゃった様子。

杉元「娘さんのことがあって俺たちは命を救われた」ってのも奇妙な因縁。

杉元の写真……MAN WITH A MISSIONコラボ……?*5
な・ぜ・に・こ・れ・を。
これ、田本さんが写真館で撮ったんだよね?
なぜにこんな写真撮ったんだよ……どういうシチュエーションだったんだよ……

杉元のセンスってやっぱりヘン。

第169話「メコオヤシ」

夫婦の娘さんは、スヴェトラーナ。
「明かり」とか「聖なるもの」の意味だというから、灯台守の夫婦の娘には似つかわしいけど、なんか、アシリパさんと被るな。
日露戦争日本海海戦で沈められた戦艦にもありましたっけ。

とうとう原作中で、尾形、山猫にされてしまいましたよ……
元々、映画『山猫は眠らない』のシリーズがあって、で、作品の場外で山猫スナイパーって二つ名だったのに、芸者のほうに由来付けちゃったかー。
(作中の時代に、「山猫スナイパー」って言い方ないしな……)

……尾形、不思議と、いないとこで話題に上ること多いんだよな。
妙に人気だ。

鯉登「山猫の子供は山猫」
こいつ、屈託なくそういうこと言っちゃう。軽率というか傲慢というか。
エリート育ちのお坊ちゃまで、自分が虐められたことないんだろ。
鯉登「あの性格だ」「私も大嫌いだ」 ……てのは、うん、ワカルw
リアルで身近にいたらイヤなやつだもの。
Twitter見てたら、何故か、「尾形の出自は秘密だった」「なのに誰かが師団中に暴露した」ことを前提にしてる人が少なくなくてちょっとビックリ。例えば128話でも、本誌連載のとき、土方の「谷垣源次郎から聞いているぞ」って台詞から、「尾形の秘密を喋るなんて谷垣はヒドい!」って感想をいくつも見掛けた。あるいは単行本の103話でも「勇作君が考えなしに兄様って言ってバラしてしまった」、とか。
これ……当時の軍隊はプライバシーなんかないし、係累思想信教交友関係なんか身上調査の書類に書かれるから、尾形の出自は師団内では割と知られてたろうし、秘密でもなんでもなかったと思うんだ。
各市町村役場に、兵事課って部署があって、徴兵対象の住民の身上調査書を軍に送ったり、召集令状を配ったりしたわけ。
家族関係って特に重要事項(反社会的だったり、政府や軍部に批判的な身内がいるのはちょっと芳しくない)だから徹底的に調べられたはずだし。
作者氏もそれを自明として描いてるんじゃないかな? 土方も「公然の事実」って言ってる。「公然の秘密」じゃなくて。

*6

月島「くだらない軽口だ」
杉元「本当にくだらねぇな…」

躊躇いなく「くだらない」って言える彼等は誠実だ。
谷垣も言い淀んでるのは、良識がある。
鯉登は嫉妬もあるのかな。鶴見が尾形を重用してたことに。

しばし、尾形と鯉登が対比される。
出自から性格から正反対だ。
花道もあるし。(→金神も画面に花道があるのだなあと気付いた話。 #ゴールデンカムイ
鶴見の陰謀にいちばん深いところで関わってるけど、反目してる尾形。
鶴見に心酔してるけど彼の陰謀はごく浅いところしか知らない鯉登。
でも似てるところもあって、嗜虐的な点とか。尾形の場合は生来の気質だけど、鯉登は世間知らずなだけ。

杉元は、鯉登のようには尾形を嫌いになれないらしい。
初対面でいきなり殺し合いになって、いろいろあって、で、本気で殺されかけてるのに。
謂われのない迫害を受けた、ってちょっとは同情的になっちゃった?
杉元も、それに月島も、そういう迫害を受けた過去があるから。

でも尾形自身は、他人に対してはそういう軽口をいうタイプなんだよね。
「あの性格」だし。

「山猫」て。
宮沢賢治の童話、『注文の多い料理店』や『ドングリと山猫』が有名だけども……
イエネコの起源は大陸のリビアヤマネコって言われてる。日本列島のイエネコは奈良時代に連れてこられた人為的な外来種で、元からいるヤマネコの種類は、ツシマヤマネコイリオモテヤマネコだけ。
野生化したイエネコ、野猫を山猫ということもあるけど、野性のオオヤマネコは現在の日本の領土にはいない。*7
でも、宮沢賢治が書いたのは、人を襲うくらいだから、オオヤマネコのはず。

日清戦争のときに、朝鮮半島からオオヤマネコを日本に連れ帰って、巡回動物園を始めた人がいたのだそうな。*8
それが木下大サーカスのルーツの一つだと。
だから、当時から日本でもオオヤマネコはある程度は知られていたかもね。

鯉登「山猫会社とか…」
wildcat campany は英語の成句。(→「wildcat company」に関連した英語例文の一覧 - Weblio英語例文検索
上記の通り、日本では近代以前はヤマネコ自体があまりメジャーな動物じゃないので、慣用句は少ない。
鯉登、士官学校行ってるし、薩摩閥だから、英語にドイツ語くらいは出来るはず。

月島「山猫は「芸者」を指す隠語だ」という話。
その前の鯉登の台詞の「山猫」にしろ、性的な意味よりもむしろ、身分を卑しんでるように思える。
当時、地位や財産のある人に、妾や庶子がいるのは当り前だった*9、むしろ妾の出自や身分のほうが問題視される。
*10

アシリパさんとチカパシ、考えることは一緒なのがオカシイ。
タバコ入れに、なにか、象徴的な意味が有るのかな?

キロランケ「お前の親父は」 自分の感想じゃなくってウイルクのことを話すキロ。
キロランケは、ウイルクを崇拝してるのかもね。
だからこそ、理想から外れたウイルクを殺した。

そして新キャラ。
また濃いいいいいいい
モデルは、ソフィア・ペロフスカヤですかね(→ソフィア・ペロフスカヤ - Wikipedia)。
元ネタのソフィアさんはインテリ階級の令嬢なんすけど、うーむ……
(『天空の城ラピュタ』のドーラ母ちゃんに似てるって噂もなきにしもあらず)

革命の話には、尾形は全く興味ない模様。
山猫を見つけて……撃とうとする。

17巻は、やたら尾形の物語が多くて、ファンとしては嬉しいんだけど!
なんで、こんなに尾形の物語を長々と綴るんだよう。
尾形の情念生々しく描いとけばファンが喜ぶと思ってるのかよう。
そうなんだけど。
もっとドライでクールでソリッドなやつじゃないのかよう。
まるで、杉元差し置いて、樺太篇は尾形が主人公みたいじゃないか。

尾形、「茨戸の用心棒篇」で、妊婦の千代子を撃ってる。
実は永倉の変装だったけど、撃った時点で確信はなかったはず。
尾形の冷酷さを端的に表わすエピソードでもあるけど、もしかして、千代子の子が「妾の子」(これも本当は違ったんだけど、この時点では、日泥の子という認識だった)だから、撃ったのかも知れないと思い至った。
つまり、彼は、自分に近い者、似た者を殺そうとする*11。それは自己嫌悪、自己破壊の願望があるのかもだ。

そんなに思い詰めないでくれよう。
誰か、彼を肯定してやってくれよう……

期せずして尾形を止めるのはやっぱり、アシリパさん。
最後のコマ、孤高に去っていく山猫の足跡と、皆と共に歩いてく尾形。

第170話「亜港監獄の女囚」

フレンドリーな扉から一転、屠られる展開はオヤクソク(笑)
シロイルカ自体は、あちこちの水族館にもいるし、野生個体も少なくないし、今でも保護動物ってほどでもないんだな。
……ところでなんで尾形、帽子被ってるのに、毛繕いするんだ?
*12

アシリパさん……その味噌、ほんとに「預かっていた」の???
白石「杉元からブン取った」 ちゃんと白石には見抜かれてる模様。
アシリパさんにとって目下、唯一の杉元の形見なのだ……でも「オソマ」って言うのヤメテ。

白石「日本人は味噌だぜ」 ってのも微妙だ。
味噌って日本の食文化に小さいころから親しんでる和人は白石と尾形だけ。アシリパさんは和人じゃないし、キロランケなんかそもそもアイヌですらないっていう。
(まあキロちゃん、軍隊時代にすっかり日本文化に慣れたろうけど)
でも国籍はみんな日本人。日本も多民族国家ではある。
和人の味噌に、アイヌの野草、アメリカ大陸由来のジャガイモ、樺太シロイルカの肉。鍋って料理は多民族多文化の共存の象徴なんだなあ。
……そういや、「闇鍋ウエスタン」でしたっけ、ゴールデンカムイって。

尾形「ヒンナ ヒンナ」
おおお、コイツ(尾形)喋った!
ちゃんと二回繰り返してるっ*13
どんどんアシリパさんに飼い慣らされてく(笑)
しかも今回、彼の台詞、これだけ、ってとこがニクイ。

相変わらず、尾形のプライドを解さないで踏にじるアシリパちゃん……
白石とキロランケはちゃんと理解してるw

なんだろう、尾形に感じる妙な純真さ。
だが邪悪ではないというか……罪悪感、罪の意識を持たないゆえの身軽さというか。いちいち罪科に苦悩したり、逃避したりしない。

アシリパさんが懐いてる、ってのもある。
だけど、尾形とアシリパさんの関係って、猫と飼主に見えるんだよな(笑)
半野良のおっさん猫なんてあんなもんですよ……

樺太の流刑囚ソフィアさん(若)。
このマンガに数少ない美女

……だったのだねえ。

元ネタのソフィア・ペロフスカヤは、1853年生れとあるから、ゴールデンカムイのリアルタイムの時点で53,4才。
66年前後の生れらしいキロランケより一回りも上。

ソフィア・ペロフスカヤは貴族の娘でありながら、職人の妻という触れ込みで、木綿の頭巾に木綿の衣裳、男物の長靴を履いて参加した。
チャイコフスキー団 - Wikipedia

……虜囚生活の割に、栄養状態悪くなさそうだし、重労働で逆に鍛えちゃったんですかね……

あの灯台守の娘スヴェトラーナも何故か同房に。
彼氏は捕まって処刑されたか男囚になってるんでしょうか。
それとも彼氏に捨てられたのか。
結婚すれば監獄から出られるんだから、家に帰ったり両親に連絡取ったりも出来るはず、なのにそうしない理由がなにかあるっぽい。
杉元一行と、アシリパさん一行の目的の人物が、一緒にいるって奇跡(オヤクソク)

脱獄計画の話に、戦士の顔になる尾形……!

ここでもまた、燈台が。
微妙に、杉元一行と話がリンクしてる。

三度の監獄破りの成行は如何に!?
てところで、以下、18巻へ!!

謝辞、など

参考文献、すごい。
専門書みたいな量。

■ 謝辞

勇作君こんなとこにも化けて出てる!
兄様、目が死んでるんですが。

■ 次号予告

この絵は第174話の扉。
……あーキラウシ、やっぱ、青年ってよりかは壮年の域なんだな……
(『銀狼王』*14アイヌの青年が彼だとすると、それは日清戦争のころなので、10年以上も前。するとキラウシ30越えてるはず)

■ その他
正直、本篇が大きな修正などなかったので、DVDのライナーの質問箱が一番の衝撃だった……
え、尾形、公式に、美形って設定だったの!?
美形なのか。
そうですか……
尾形の顔、作者氏も仰るように、パーツのバランスが難しいよね。公式ですら安定してないし。
童顔だし、だからヒゲ生やしてるんだろなーと思ってしまうw
さすがにアニメの絵だとだいぶ二枚目にしてるけど、代わりにオッサン臭さが。
いやでも、ミニポスターの尾形は会心のデキだと思う。
この絵なら、美形キャラ、といわれても納得する。*15

その他、目に付いた連載時からの変更点

■ 161話 カムイ レンカイネ

  • 扉が目次ページに移動して、最初の見開き2頁追加。
  • ヴァシリが全般、二枚目UP。切れ長の目に下睫毛まで……!
  • ロシア兵たち、帽子にブローチ追加。
  • 「いまだッ行け!!」の尾形、視線が移動してるのと、ショルダーベルトの影追加。
  • 全体、表情に陰影が追加されて、深くなってる。
  • 全体、連載時に「オロッコ」って書かれてたのが、全部「ウイルタ」に。

■ 162話 狙撃手の条件

  • 尾形のコート、微妙にデザイン変わってる……? 釦が消えたり。
  • 最終ページの尾形、より詳細に描かれた。

■ 163話 指名手配書

  • 「もう一時間以上も」のコマから始まるシーケンス、コマが1頁分追加。
  • 「一流は…一流を見分ける」ヴァシリのコマ追加。
  • 夜から朝になるまでコマが1頁分追加。
  • 撃たれて倒れるヴァシリのコマ追加。連載時、顎だけだったから、生存説もあったの……
  • 尾形の目に光の線、追加。尾形の目は光らないのに。
  • 尾形が倒れるシーン、1頁分追加。

■ 164話 悪兆

  • ウイルタの信仰について。キロランケの説明がより形而上的に。
  • 尾形「うるせぇ」のコマ追加。デスヨネー
  • 「音楽は」のコマ追加。意味合いが変わってきた。
  • なんだかんだで1頁分追加。
  • 白石「俺と一緒に」のコマ、変更。連載時は、「尾形がああなってる 今しかねえ」だった。顔もより真剣に変わった。
  • 白石「のっぺら坊は」~「危険すぎるだろあいつは!」の2コマ追加。話が具体的に。
  • コマの配置がちょっと変更。
  • タタール人として」のコマのキロランケの顔がキツくなった。

■ 165話 旗手

この回、全く修正も変更もなしってのが凄い。

■ 166話 頼み

  • 白石の御守りのコマ、「チンポ」の描き文字追加。な・ぜ・に・そ・れ・を

■ 167話 白くらみ

  • 扉が「ゴオオオオ」になった。元の絵は、16巻の次号予告にも使われてたやつ。
  • 投光器のメンテする月島と、手伝わない鯉登、2頁分も追加。
  • 吹雪を見上げる杉元のコマ追加。
  • 吹雪の中の灯火と杉元「光だ」の見開き、元は1頁だったのが拡大。
  • 杉元「おい」~「あれは…」のシーケンス、コマが入れ替ったりして1頁分増量。

■ 168話 灯台守の老夫婦

  • 「手ぇ出しな」て言われる鯉登の顔修正……なにこの間違い探し。
  • 夫妻の話を聞かされた月島、顔が怖くなった。
  • 出立の場面、コマが1頁分追加。

■ 169話 メコオヤシ

  • ソフィアさん、鞭の痕追加。

■ 170話 亜港監獄の女囚

  • イルカの撃たれた箇所。ちょーっと気になってたのが修正されたので満足。
    f:id:faomao:20190319164718j:plain
    ヤングジャンプVol.1886)

弾丸、頭のメロン部に当たってる……あの中身は脂肪の塊だというが脳に弾入ってない様に見えないでもない……(イルカの脳は眼の後ろというか下というか)金神170話「亜港監獄の女囚」 ゴールデンカムイ - day * day

  • アレクサンドロフスクの説明の見開き追加。
  • キロランケ「ソフィアは貴族の生まれで」のセリフが変更に。キャラの設定変わったの? 当時、ロシアの貴族階級はフランス語が公用語だったんだよね。

連載時に書いた記事。

*1:

*2:

*3:

*4:『サハリン・アイヌの熊祭』(→サハリン・アイヌの熊祭―ピウスツキの論文を中心に (Academic series new Asia (31)))によると、コルサコフの街は日本軍に徹底的に破壊されて、その跡に大泊の街が作られたので、帝政ロシア時代の建物はいっさい残ってないそうだが。

*5:
f:id:faomao:20190319123556j:plain
ヤングジャンプVol.1780 表紙、バックナンバー|週刊ヤングジャンプ公式サイト

*6:このへん参照のこと。→

皇軍兵士の日常生活 (講談社現代新書)

皇軍兵士の日常生活 (講談社現代新書)

*7:金神の時代は南樺太も日本領。

*8:→『明治のサーカス芸人は なぜロシアに消えたのか』


ヤマダ曲馬団のこととか出てくるよー。

*9:大正天皇明治天皇の妾の子供。

*10:しかし、当時、高級将校や外交官の妻に、芸者上がりの人は少なくなかったそうで。海外の要人との会食の際に、そつなくこなせるのはやはり深窓のご令嬢より玄人さんのほうが適任だから、と。

*11:もちろん縁もゆかりもなくても必要があれば躊躇なく殺す。

*12:そもそも尾形、退院するまでは五分刈りだったんだから、いつから毛繕いの癖がついたんだろ?

*13:これ、中川氏によると、間違った用法だそうですが。→

*14:

銀狼王 (集英社文庫)

銀狼王 (集英社文庫)

*15:ただでさえ冷血な殺人者ってマイフェヴァリットにクリティカルヒットなのに、更に美形なんて属性ついたら、たまらんわー